前回のQRZ.comへのジャンプは以外に、多くの方からメール、アイボール、コメントなどで「ありゃ便利になった」と好評をいただいた。
その折、友人から聞いた話で、「今までの紙ログをハムログに登録しているが面倒で進まない」と言うとこであった。
 
特に「交信日時は、現在の日時が入ってしまうので、その都度消して入れ直す手間が大変だ」とのことであった。多くのOMさんは、すでに紙ログからハムログ(電子ログ)への移行をしたときに、この程度は解っている・・・と思います。
 
その一方で、手間が面倒なのでやめてしまったOMさんもいると聞きましたので、改めてカンバック組のために、面倒な日付修正を簡単にする手順をまとめました。
 
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普通の使い方では、コールサインを入力して、キーボードの「Enter」を押すと、押した日時が「Date」と「Time」の欄に自動入力されます。
昔の日時を入力するには、一旦「Date」と「Time」を消して、新たにキーボードで入力しなければならず、この手間が結構大変なんです。
 
コールサインを「Enter」しても、現在日時にならない「おまじない」は以下の通りです。
 
まずハムログの立ち上がった時に現れるメイン画面で、「オプション」→「環境設定」を選び、下の画面を出します。
 
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タブの「設定1」に「最終データの日付時間をコピーする」と書いた行がありますので、ここにチェックマークを入れます。
この機能は、自動で現在日時が入るのではではなく、最後に入力した日時を記憶しておいて、次にコールサインを入力して「Enter」を押すと、前回入力した日時が「Date」と「Time」の欄に入力されるシステムです。
 
マウスを1回左クリックすると、上図のように「薄いチェックマーク」になります。もう一度押すと他と同じように「クッキリしたチェックマーク」になります。
これは実際に使う時のカーソル位置を決めているようで、「薄いチェックマーク」の場合、自動で「分」の位置にカーソルが移動するようになっています。
この「薄いチェックマーク」にしておけば、連続してQSOした場合の入力に「分単位」だけ上書きで入力できるので誠に便利???
 
チェックを入れたら、「保存」をクリックして、一旦ハムログを終了させます。
 
再度、ハムログを起動て入力画面を出します。通常と同じようにコールサインを入力して、キーボードの「Enter」を押すと、最初は過去の記録が残っていないので、現在日時が表示されます。
 
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ここでは1965年にさかのぼって入力してみました。この時はすべてキーボードからの手入力になります。このデータを入力して「Save」して入力画面を終了させます。
 
次に新しいコールサインを入れて「Enter」を押すと、前回入力した日時が自動的に埋め込まれました。
 
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・・・当局の設定が悪いのか、カーソルは「分」ではなく日付に移動しています。
しかし、これで古いデータの入力で時間を大幅に短縮できました。
 
環境設定を変更しない限り、日時は残るようですので、紙ログの電子化には誠に便利だと思います。
 
ただし、現在のQSOデータを入力するときには、チェックを外さないと、現在日時が入りませんので、要注意です。
 


 
しかし数十年ぶりでQSOなら、いざ知らず、数ヶ月前のQSOでも、ハムログでヒットすると「前回は何年何月何時」、「○ヶ月ぶり」、「○日ぶり」などと云うのをしばしば耳にする。中には、これ見よがしに「前回は・・・・何時何分」まで言っているのを聞くと、へそ曲りの当局は、身の毛が弥立つ思いがする。
 
紙ログの時代なら整理簿を都度整理する、その局の整理能力を高く評価できたことだが、今はハムログさえ使っていれば、誰でも瞬時に解ることだ。
紙ログのOMさんが、「そうですか、ウチは紙ログなので・・・」と応えているのを聞いても、その時のデータを朗々と語り続ける始末・・・。
 
何事も、程度の問題だが・・・。
 
一方で、数十年ぶりで再会して旧交を温めた話もあって、古いデータを電子化すれば、ハムログの効果は絶大だと思います。
 
紙ログの電子化を躊躇されておられるOMさん。当局の友人は、1か月弱で1万局に及ぶ紙ログをハムログに入れたそうです。