チョット前から気が付いたのだが、7MHzでQSOを始めると「ブーン」という強烈なノイズが発生して、相手局の信号がまったく取れなくなる。
S=9から+10dB程度で、数分から十数分でピタッと納まってしまう。今までも あったのだろうが、更に強いノイズのために聞こえなかったのかもしれない。
 
現在、アンテナの直下と電源系にFT240-43のコアを使った大きなコモンモードフィルターを入れてある。アースもシャックのすぐ脇に10本程度打ちこんで取っている。またリグ側ではあるがアンテナカプラでキッチリSWRの追い込んである。
 
そのおかげで、水平系アンテナを使って大幅な改善が見られた訳だが、折角受信性能が向上したのに、「お邪魔虫」のようなノイズがQSOを台無しにしてしまう。
 
色々試してみて判明した現象は以下の通りです。
 
  1. 周波数は6800KHz~7140KHzの範囲に発生している。
  2. 1.8~28MHzまで試したが、他のバンドで同じ現象はないようだ。
  3. 信号強度は、AGCの為かS=7~9+10dB程度に変化する。
  4. ノイズは、短い時で2~3分間、長い時で15分程度続く。
  5. 止まるときは、一瞬にして消える。
  6. ダイワの通過型SWR計で、送信出力20Wを超えるあたりから起こる。
  7. フルパワー(50W)でも、数秒間の送信では発生しない。
  8. フルパワーでも、連続送信(30秒程度のキーダウン)だと発生しない。
  9. CWで断続信号だと5~10秒程度の送信でも発生する。
 
これを総合すると、7MHz送信時のキークリックなどで、何かの機器に影響を与えて、その機器が作動してノイズを発生しているようにも思えます。
また断続信号を送信しない限りは、発生しないのでキークリックのインターフェアによる機器の誤動作とも考えれれます。
 
ラジオなどの周波数帯域に入るノイズであれば、携帯ラジオで調べることもできるのだが、7MHz前後に限られているので、ローカル局にHF受信可能なハンディー機を借りて調べることにしました。
 
今のところ皆目見当もつかず、「オバケ」のような不思議なノイズに悩まされている次第です。