アンテナ取付のマストに使用する単管パイプの素材は、一般構造用炭素鋼鋼管と云うJIS3444(3種STK500)の素材だそうです。外径は48.6mmでパイプの肉厚は2.4mm、重量には以下の規定があるようです。
長さ(mm) | 6,000 | 5,500 | 5,000 | 4,500 | 4,000 | 3,500 | 3,000 | 2,500 | 2,000 |
単重(kg) | 16.38 | 15.02 | 13.65 | 12.29 | 10.92 | 9.56 | 8.19 | 6.83 | 5.46 |
当局が持っている長さ6mの単管パイプは、この表で16.38Kgになります。これにHF用V-ダイポール730V-1の重量5.5Kg、V/UHF用GP-93の重量1.15Kg、10-FBが230gX5m分=1.15Kg、5D2Vが90gX3m分=0.27Kg、合計で24.45Kg、その他雑材を入れても25Kg前後には納まりそうです。
若い人なら、腰に力を入れて持ち上げれば直接マストを昇降できない重さではないでしょうが、筋力の衰えた高齢者(今のところ前期)が高所で作業するには、チョット厳しいと思います。
そこで考案したマスト昇降装置ですが、部材が集まったので実施用の図面を起しました。これをもとに、穴あけ位置や、取り合いを確認します。
これで、昇降可能なストロークは約2.2mです。現時点で、V-ダイポールの給電点はタワーの先端から1.7mの位置ですから、タワー先端まで降ろして作業ができる計算です。
ちなみにV/U用GPの給電点はタワー先端から4.1mの位置にあり、1.7m降ろしても2.4mになります。このへんは再考の余地あり・・・と言う感じです。
V-ダイポールの給電点を少し上げるか、V/U用GPの給電点を下げるか・・・そのあたりは、取り付けてから考えましょう。
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