今回のアンテナ設置では、メーカー製のアンテナとタワーを使うが、アルミ製ルーフタワーの安全性を考えて、構造の補強を考えた。これに加えて何とかマストの昇降ををできないものかと思いました。
 
そこで早速、手動ウィンチ(ハンドウィンチ)を探してみた。アンテナとマストなどの重量を合計しても、わずか30Kg前後なので、最も小荷重の500Kg用で十分であろう。ビルの壁面に垂れ下げる懸垂幕や、ゴルフ練習ネットなどの昇降に使われるハンドウィンチを探すことになった。
 
ハンドウィンチには、基本的に減速機の入ったタイプと直結のタイプがあるようです。国産品で直結タイプは6K円以上、減速付タイプは8K円以上でした。減速機なしでも良いのかもしれないが、少しでも軽く回せる減速機付を探すことにしました。
 

 
何気なくオークションサイトを見ていると、国産新品、中古品に混じって、圧倒的な物量で中国製?と思しきハンドウィンチが出品されている。しかも安い! 減速機なしで2K円以下、減速機付で2K~4K円。
 
ただし掲載されている写真を見ても、作りの悪さが際立っている。しかし、価格に負けて思わず2180円でポチってしまった。外税だったようで消費税109円がチャッカリ乗っていて、送料950円、代引き手数料320円、合計3559円也。
 
梱包
外観
 
写真のような箱のつぶれたウィンチが早々に届きました。本体重量を測ってみると6.45Kgありました。オークションページに掲載されていた写真で見た通り、決して作りが良いとは言い難い。メッキもムラだらけで、ハンドル・レバーの取り付け穴は、バリが出ていてスムーズに着脱できませんでした。
 
しかし、この値段で5mmワイヤ10m?とフックまで付いる。国産新品は、ワイヤやフックは別売が常識のようです。2500LB/1136KGSと書いてあって、1t以上の荷重を意識してるようだ。
 
素人目だが、重要な構造部分には厚手の鋼材を使っているようで、使う分には支障はないようです。
 

 
ペラ1枚だけの簡単な英文の説明が付いていたが、製品仕様などは何処にも載っていない。品質保証などはまったくない。図面もないので、下のように1日がかりで寸法を測って図面を起すことになった。
 
展開図
ハンドウィンチ展開図 クリックすると Google Drive から大画像でご覧いただけます
 
余計な文字が入って、少し見にくいと思いますが、当局のブログからチャッカリと画像を使っている海外サイトがありましたので、気休めの防御策です。ご容赦ください。
 
また寸法は、中国製では良くあることだが、ミリ系とインチ系が混在しているようで、適当に丸めた実測値で表わしています。
 

 
そもそも、このウィンチを選んだ最大の理由は、操作レバーの回転半径が小さいことにあった。国産品など、他のウィンチは300mm前後なのに対して、このウィンチの回転半径はレバー先端でも230mm以下で、狭い場所で使いやすい。
 
まあ頻繁に使う訳でないので、「良し」とすることにしました。ただし、雨ざらしになるので、全面に再塗装して、グリスを塗りまくって、サビ対策だけは考えなければ・・・。
 
 
 
 
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