この夏の初めに、郊外に新しいお宅を建てて、品川区から移転するOMさんが、「アンテナを下ろすのでよかったら取りにおいで・・・」と、お誘いを頂いて、屋根馬とローテーターなどをチャッカリ頂いてきました。
 
屋根馬は、メーカーは忘れてしまったとのことでしたが、高さ4.5mモノだそうで、OMさんがすでにバラしてパーツごとにヒモでまとめて頂いてありました。ネジ類やブラケットなども丁寧にまとめてあって、OMさん本当にありがとうございます。
 

 
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G-1300
ベアリング入りのマストクランプも2個ありましたので、早速分解して、ベアリングを灯油で洗って、グリスを入れ替えました。
 
ローテーターは、ヤエスのG-1300と言う、HF八木アンテナも回せる馬力の大きなタイプで、コントローラを付けて動かしてみると、10年近く使っていたとは思えない静かな動作音です。
 
これも分解清掃して、グリスを交換しました。使用するのはモリブデン・グリスです。
 
コントロールケーブルも15m以上あるようで、宝の持ち腐れにならないように考えなければ・・・と思っています。
 

 
ところで今年の年初に上げたL型ウィンドム・アンテナは、7/18/21/28/50MHz共で国内DXと国外にも良く飛んでくれることは解りましたが、当局の並外れたノイズ環境で、受信はS9以上の局でなければQSOが成立しないことが明らかになりました。
 
パイルアップでもなければ、1発コールで取ってもらう確率が高く、ノイズ・レベルが少しでも低ければ、本当に良いアンテナなんだと、改めてノイズの多さを悔やんでいる次第です。
 
以前からOMさん達から、「ノイズ対策は水平系に限る!」と言われていたので、水平系DP、逆Vなどを考えていたが、池上本門寺近くのOMさんから、「Vダイポール(バンザイ・アンテナ)に変えたら、ノイズが激減した」という、大変オイシイ話を伺うことができました。
 
狭小敷地の当局では、7MHzフルサイズを上げることは絶望的なので、池上のOMさんの話には一瞬の光明を見た気がしました。ただしローディングが入る短縮型であることと、全体が重くなるので近隣に対する圧迫感が心配だ。
 

 
無論、ロータリーとはいえ、建てる場所にもよるが、大きく回転させれば隣家の屋根に確実に上空侵犯しすることは明らか。
 
何れにしても、このノイズレベルを考えれば、現在のL型ウィンドム・アンテナを卒業する時期が近づいていることは確かだろう。