皆さんの動作確認のご連絡を頂いて、ホッと一安心です。技術力をお持ちの皆さんは、回路図を見ただけで、インターフェースとリグの接続を済まされたので、今更、書くことはないと思ったが、確認の意味も込めてまとめてみます。
 
言い訳がましいが、回路図のプラスチックコネクタj5(0-171826-6)のピン番号は、設計の段階で逆に譜ってしまったので、ここえピン番号を変えると、アーツワークに影響してしまうので、そのままにしてあります。
つまり、裏面パネルの外側から見て、左端が1番になっています。少しでも解りやすくするために、線には色を付けていますが、使うマルチ・コードによって実際の色とは異なると思いますので、注意してください。
 
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左端(図面では下)の1番はAF INで、リグからの受信音声をパソコンに送ります。アクセサリーコネクタ、データコネクタ、PSKコネクタなどに、リグのボリュームとは関係なく出るアナログ音声出力を利用するのが一般的です。こうしたコネクタがないリグでは、マイク・コネクタのAF端子、外部スピーカジャックなどから取るようです。
 
2番はMOD OUTで、パソコンのアナログ音声をリグの変調器に送ります。これも、アクセサリーコネクタ、データコネクタ、PSKコネクタなどに、外部からのアナログ信号で変調する回路があります。こうした端子がない場合は、マイクコネクタのマイク入力端子につなぎます。
ただしFMの場合、マイク乖離にはデビレーション(帯域)が広がらないように抑制する回路(コンプレション、リミット・・・プリエンファシス)が入っているので、取説などで確認が必要です。
 
3番はAF GNDです。1番と2番のアナログ音声回路のグランドをつなぎます。地祇のCONT COMと共通の場合は、ジャンパー線J1つないで、どちらかを結線すれば良い。このインターフェースはアイソレーションを重視して、共通アースによる回り込みを極力減らすようにしているので、リグ側で分離しているときには、J1を使わずに個別の回路をお勧めします。
ちなみに、CWキーイング回路も独立したアース回路になっています。
 
4番はCONT COMで、5番と6番のコモンです。ほとんどのリグでは、グランドに落としているので、その場合はAF GNDと共通になります。
 
5番はFSK OUTで、リグがFSKのキーイング入力を持っているときだけ使えます。FM専用機などFSK男子を持たない場合は、アナログ信号によるAFSKを使います。
 
6番はPTT OUTで、パソコンからリグの送受信を政局する場合に使います。リグのVOXやブレイクインなどを使う方法もあるが、頭切れやバタつきを防止する点ではPTTを使った方が安全です。
 
実際には、PCで使うアプリケーションによって、リグとの接続も工夫する必要があるでしょうが、リグ別の接続を随時アップしていきます。当局で確認できていないリグの接続や、間違いがありましたら、是非ぜひご一報ください。
 
機種別、接続(アサイメント)