当局は、HFと同時に、ほぼ常時430MHzFMをワッチしている。俗に「メインチャンネル」と言われている433.00MHz、呼び出し周波数を聞いていることが多い。ほとんど「たぬきワッチ」だが・・・。
 
先日、自作派のOMさんが、メインチャンネルで珍しく当局を呼んでいた。慌ててマイクを握って応答すると、そのOMさんは、そのまま「メインチャンネル」で技術的な用件を話し始めた。
これはまずいと、OMさんがスタンバイするのと同時に、「何処かサブチャンを探してきます」と言うと、OMさんは始めて気付いたようで、「アッすみません」、「ご迷惑をお掛けしました」と言っていた。
 
ところが、そのやり取りの最中に、コールも言わずに、ただ口汚い言葉を浴びせる複数の局がいた。これが当世のアマチュア無線家なのか?・・・と大変驚いた。
 
昔から、メイン・チャンネルで、無変調キャリアを出したり、音楽を長時間流す愚かしいことはあったし、メインチャンネルを意識して、わざとQSOしている連中もいた。
しかし、間違えて話し始めてしまい、気が付いたら謝っているのにかかわらず、罵声を浴びせるような局はいなかった。しかも、当局はその以前からワッチしていたが、わずか1分程度の時間で、誰かに混信を与えていた訳でもない。
その後、メインチャンネルを同時ワッチしていたが20分近くたってから、別の局がCQを出すまで、何も聞こえていなかった。
 
数十年ぶりに再開局してDXを追っかけていたOMさんが、妨害電波やビートのの激しさに嫌気がさして、すっかりアクティビティが下がってしまったことは、以前に話したが、こうしたアマチュア無銭家同士の絆まで崩壊してしまったのかと、改めて考えさせられた。
 
JARLはJARDなどの余計な組織を作り、愚にも付かない養成講習会制度で、無線機メーカーとハムショップを喜ばせた結果じゃないですか。
養成講習会制度で従事者免許を得た人の中にも、アクティブに無線を楽しんでいる局もいますが、そういう人は国家試験でも免許を取れる人ですよ。
 
粗製乱造でアマチュア人口だけ増やし、オカネにならないモノ作り、DX、アワードハンティング、コンテストなど、アマチュのスキルをアップすることを、なおざりにした結果なのかと、当局は感じました。
 
今やU/SHFバンドでは、業務用への割譲もささやかれているようだが、アクティビティを阻害している要因は、心無い無銭家やd、チャンネルを我が物顔に占領する違法運用局の存在が最も多いのではないだろうか。 
(注1)コールサインを言わないで、延々と業務連絡などに使っている連中とQSOすると、電波法の目的外通信のなるので、ご注意を・・・とOMさんが言っていました。
 
(注2)仮にアマチュア無線局を開局していても、相手局の内1局でも無免許の場合は、前述と同じ理由で、電波法違反です。また交信内容が業務に関連する場合もアウト! ですよ。
 
(注3)JARLに言っても、ほとんど無意味(誰でも知っています)。警察も総合通信局も告発がないと動けない。でも、告発にすれば役人は対応せざるを得ない。ただし、直接「通信の傍受した内容を漏洩」することはできないので、告発内容には要注意です。告発するお役人と相談してください。
 
(注4)注3より、てっとり早く、効果的な方法がありますので、ご存じない方、困っている方は当局のJARL。COM宛にメールをください。みんなで一緒に「電波をクリーン」にしましょう。お題目だけではなく。
先ほどQSOしていたOMさんは、「何にもしないやつらが、無線を楽しんでいる局を妨害している」と言っていました。
 
長い間ハムを続けてきたOMさんも、再開局された方も、下らぬヤカラにめげることなく、ハムライフを楽しみましょう。