閣内移動局やDXペディションなどの局を呼ぶ時は、「ある程度のキーイングスピードが礼儀だ」と教わったので、エレキーでスピードを上げると誤字が増える始末です。
 
そこでDX’erのOMからのアドバイスで、CWの自動送信に使うデジタル・インターフェースを作った。前述のような局を呼ぶ時は、あらかじめコールサイン、QTH、場合によってはOPネームなどをあらかじめワッチしておいて、ソフトウェアに入力しておく。
コールするときは、他のコール局に負けないスピードに設定して、タイミングよく自動送信する。何となく、自分もトップDX’erになった気分で、ストレスもなく大変に気持ちいい!
 
こんなことで、CWが上達したわけではないのだが、近所のCWベテランOMさんから、「ALL JAに出たら・・・」とそそのかされた。(失礼)
 
CW訓練のために、正月のQSOパーティーに出て27局とナンバー交換をして頂いたが、その後JIDX(Japan International DX Contest)に最後の30分だけ出て6局の海外局とQSOしただけだ。
 
コンテストと言えば、若い頃に参加しただけで、すっかり忘れていた。しかし、コンテストに参加すると、最後に面倒なのが、ログとサマリーを作って送らなければならないことです。
コンテスト中の記録は、ハムログで十分なのだが、ハムログではコンテスト単位の集計は難しそうだ。OMさんに伺うと、参加する局はコンテストには専用の電子ログを使っているようです。、
 
話によると、東大生の開発した「ZLOG」が圧倒的人気があったようだが、最近は「CTESTWIN」が多く使われているとのこと。
コンテストは瞬間勝負が多いので、一旦使い慣れると他の電子ログは使えないので、何を使うか? 良く考えて・・・と言われました。
 
OMさんはZLOGを長年愛用しているようだが、CTESTWINの優れている点は以下のようです。
  1. 画面のフォントとサイズが自由に選べて見やすい。
  2. コンテストログのデータをハムログに移しやすい。
  3. メンテナンスが頻繁に行わrているので、対応しているコンテストが多い。
  4. 自動送信に使うマクロが多様で、途中のスピードが可変可能。
そこで、当局はCTESTWINを使うことにしました。以下のサイトから、JI1AQY堀内さんの開発したCTESTWINがダウンロードできます。
 
コンテストログは、コンテスト単位でファイルを起こすので、ハムログのように全データ一括ファイルではありません。コンテスト参加に特化しているので、使って見れば、すぐに解ります。
現時点で対応しているコンテントは以下URLに掲載されています。
 
コンテスト中のデュプチェック(重複局をコール前にチェックできる)、局数とマルチの集計、未取得マルチの一覧など、大変便利にできています。コンテスト終了後にログ、サマリーの作成が簡単にできるのです。
ハムログから、過去QSOの履歴を読み込むことができるので、コールを入れればJCC,JCG、都道府県番号も解ります。コンテストナンバーの一部を取り損なっても、過去のデータである程度カバーできます。まあ「NR? AGN」打つべきでしょうが・・・合っているかの照合にはなります。
 
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更に、当局にとって最大の武器になったのが、CW自動送信機能です。これはあらかじめマクロで電文を作っておいて、パソコンのファンクションキーに割り付けておくと、コールする局名を入力しておけば、ファンクションキーで送信できます。
 
相手局から送られてくるコンテストナンバーを入力して、「登録(F1)」を押せば、データー記録終了です。上手くいかなかったときは「取消(F3)」を押せばクリアされます。
ファンクションキーには、CQや普通の電文以外に、「相手局コール WKD B4 TU」、「UR NR ? AGN BK」なども入っているので、電鍵の出番はほとんどありませんでした。
 
次回は、フルパワーの局がシノギを削ったALL JA コンテストの顛末を予定しています。