TS-520は、思ったより元気で、バンド切り替えスイッチ、発振回路を選択するファンクションスイッチに接点不良があったが、現代のテクノロジー(接点復活材)で見事に蘇った。昔の接点復活材と違って、酸化被膜を取るモノ、酸化防止の膜を作るモノなど、複数使うようになっている。
イソプロピル・アルコール(IPA)は、無水エーテルより強力なアルコールで、金属ケースや部品の洗浄と脂分を拭き取るが、印刷文字や焼き付けの甘い塗装ははげるから要注意!
 
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脱脂、汚れ落しアルコール液  接点、端子の酸化被膜を除去   接点をコーティング保護   リレーなど接触接点の洗浄剤
 
RF、AFボリューム、マイクゲインのボリュームにもスプレー式の接点洗浄剤(本来、リレー接点)を使った。TS-520は、幸い(?)と言おうか、通信工業用の密閉型ボリュームではなく、安価な民生用ボリュームを使ってる。端子取付部分の隙間からカーボン面をスプレーでひと吹き! ガリは見事に解消した
 
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IC-7200のように現代のリグは、オールインワンでオペレーションに必要なものはほとんど内蔵されているが、旧機はトランシーバーとしての基本的な機能だけだ。
 
インターフェアも出たことだし、SWRの管理は欠かせない。SWRメータが内蔵されるようになったのはいつ頃らからなのでしょうか?
 
昔は高かったので手が出なかったCWフィルタも、7MHzの混信を聞いていると欲しくなる。現在のDSP搭載機は、サイドがスパッと切れるが、旧機はそうはいかない。
 
更に、何処かに行ってしまったのか、マイクも見当たらな。厄介なのは、旧機の多くは、マイク入力がハイインピーダンスだと言うことだ。ローインピーダンスのマイクをつなげば、インピーダンスのアンマッチからの音質の劣化、ゲイン不足が考えられる。
 
更に、現代のトランシーバーの多くは、エレキー機能を内蔵しているが、旧機にはない。手持ちのバグキーでも良いのだが、昔使っていたストレートキーも欲しくなってくる。
 
そんなことから、この週末は周辺機器の買い集めにオークションを覗いた。あらゆるモノが出品されているんですね。SWR計、CWフィルタ、ハイインピーダンスのマイク、ストレートキーともに数点ずつ出ていたが、思ったより高値がついているではないか!
 
CWフィルタは、あまりに高いので今回はパスして、SWR計、マイク、ストレートキーの3点を落札した。何れもジャンクとあったが、多少のことは目をつぶって安い商品を落札することができました。
 
荷物は、徐々に届いています。結果は如何に?