前回作った、コモンモードノイズの検出センサに、オシロスコープのプローブをクリップして、早速ノイズレベルを観測してみます。
 
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7MHzモービル・ホイップからシャックまで約15m長の同軸ケーブル5D-2Vがつながっています。線路には、何の処理も行っていません。このケーブルをIC-7200Mのアンテナ端子に接続して、7MHz帯を受信します。
無線機コネクタから約10cm離れた同軸ケーブルに検出センサをパッチンしました。
 
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オシロスコープのレンジは、水平50μsec/cm、垂直0.5V/cmに固定してあります。ノイズはトリガーが不安定ながらロックしますので、規則性のノイズ成分が多いのでしょう。ブラウン管上ではピークで片側2.4cmですから2.4Vp-pと読めます。時間軸は7cm幅に20山ですから、大きな周期は約17.50μsec≒57KHzであることが判明しました。
 
ハム仲間のOMさん(ジャンクではなく理工系の方です)によると、「スイッチングレギュレータ、液晶のバックライトに使う冷熱陰極管のインバータ、ネオンサインなどの可能性が考えられる」とアドバイスを頂きました。
 
SW電源は、多くの機械器具、家電製品に組み込まれていて、液晶バックライトと言えばパソコンのディスプレイ、テレビなど、拙宅のお隣にはネオン看板屋さんもあります。
 
家中の家電品は、電話機、ルーター、息子たちのパソコンを含めて順番に電源を開閉してみましたが、波形に変化は見られません。
ただ24時間連続して波形を観測してみましたが、ほとんど変化なく出続けているので、インフラ系の機器から出ているように感じられました。