人も犬も健康に過ごすための暑さ対策 | 日本盲導犬協会

こんにちは。

日本各地で異常な暑さが続いております。

この季節、ペット犬を飼っているスタッフも「最近は朝4時から散歩に行ってる」なんて話していたり。人も犬も暑さ対策には苦労していますね。
ユーザーも例外ではなく、パートナーの健康を守るため、さまざまな工夫をしています。

まずはじめに、犬用の靴があることをご存知ですか?
ユーザーも通勤や通院など、どうしても外出をしなくてはならない場合もあります。そんなときに犬の足裏を保護するために犬に靴を履かせます。ただし、人のようにすんなり靴を履いて歩けるわけではなく、訓練の段階から靴を履いてコツコツと練習し、盲導犬としてデビューする頃には普通に歩けるようになるそうです。

⇒靴を履いて訓練中の犬

次に、犬の体を冷やす「クールベスト」。犬用の服を水につけると数十分は冷たさを保てるグッズです。これは冷たさが感じなくなったら、また水につけると冷たくなるスグレモノです。また、ユーザーとおそろいのバンダナで首に保冷剤をまいている犬もいました。
 
その他にも、真夏の外出の時には犬用の水や氷も持参し、こまめに日陰や冷房のきいた場所でクールダウンさせたりしています。公園の木立の間を抜けるなど工夫するユーザーもいます。中には目的地までのルートで休憩ポイントをあらかじめ決めておく方もいます。水分補給は犬にとっても大切です。

 

ユーザーの方々も散歩やお買い物など外に行く時間をずらせる用事ならば日中の暑い時間を避けています。暑さ対策だけでなく、健康管理にも知恵を絞ってパートナーである大切な盲導犬を守っているユーザーから私たちも学ばせてもらうことも多々あります。

 

盲導犬を育てる訓練士は、5、6頭担当しているので季節を問わず普段からかなり歩きます。この時期はさすがに犬だけでなく人もばててしまうので、朝5時から訓練を始めたり、夜間に歩行訓練を行ったりして、犬と人の健康も考えて工夫しています。この時期、改めてユーザーにも注意喚起しています。

人も犬も健康で安全に過ごせるよう、日本盲導犬協会ではアドバイスを行っていきます。