Hi Hello

 

When are you coming up?
いつ決心するつもりなの?
Get away now and don't look back
今すぐ離れるんだ、そして振り返ってはいけないよ
I'm gonna pick you up
あとで迎えに行くから
Hear what you say
君の言うことはわかるよ
And you're going so fast
そんなにもはやく進んでいて

And I see you coming down that line
僕は君がその道を降りてくるのを見ている
See the future for tomorrow's child
明日を担う子の未来が見える
And I'll watch you when you're losing your mind
君がおかしくなりそうな時は僕が見守っているよ
And you can't let go
そうすれば君は手放すことはないはずだ

All the places
全ての場所
All the steps you climb
君が上る全ての階段
Are off the beaten track
どれも侘しいところにある
When you’re falling and you keep on climbing
君は落っこちても登り続けて
You never look back
決して振り返ろうとしない

So hi hello
だからほら、大丈夫
Whatever you need and wherever you go
君が何を求めても、どこへ行くとしても
I can't say no
僕は否定できないよ
One heartbeat any place we run
僕らがどんな場所を走ろうとも、二人の鼓動は一つ
And I see you coming down that line
君がその道を降りてくるのが見える
See the future for tomorrow's child
明日を担う子の未来が見える
And I'll find you when the lights are blinding
光で目が眩むときは僕が君を見つけてあげる
And you can't get home
そうすれば君がうちへ戻ることはないだろう

It's never soon enough
決して早すぎることはない
And forever's gonna come too fast
永遠はあまりにも早く過ぎ去ってしまうのだから
Time is conning us
時間は僕らを騙していて
Gets in the way and fools the past
邪魔をして過去を欺く


When there's nobody else around
On the train on the way from town
町から出る途中の電車で、周りに誰もいないとき
And you feel like you can't be found and you can't let go
君は誰からも見つけられない気がして、囚われてしまう


All the faces taking up your time
君の時間を奪っている者みんなに
You say "leave me alone"
「ほっといてよ」と君は言う
It's tomorrow, you're the future's child
明日には君は未来を担う子になる
And you know where to go
行くべき所はわかっているね

So hi hello
だからほら、ここだよ
Whatever you need and wherever you go
君が何を求めても、どこへ行くとしても
I can't say no
僕には否定できない
Walk our street any day you want
君がそうしたい日はいつでも、僕らのあの道を歩こう
And I see you coming down that line
僕は君がその道を下ってくるのを見ている
On the screen all alone at night
スクリーン上で夜たったひとり
And I'll find you if you're losing your mind
君がおかしくなりそうな時は僕が見つけ出してみせる
And you can't let go
そうすれば君は手放すことはない

No I won't let go
決して見放しはしない
Hi hello
気にかけているからね



 ジョニー・マーが個人的な感情について歌っている数少ない曲。

「Hi Helloはとても自然な感じがした。何か正直な気持ちになれるものがあれば、それに従うべきで、その曲がただ流れ出てきた。自分の感情について歌わなければならなかった。自分のことについては歌わないつもりだったけど、そうしなければならなかった。これは誰かに対する無条件の愛の曲で、それはよほど不運でない限り僕ら全員が知っているものだ。友人、姉妹、息子、娘など、どんな人についてでもいい。僕は脆さと率直さをもってこの曲に向き合わなければならなかった。美しい曲に仕上がったよ。」(Long Live Vinyl)

「それは間違いなく、僕が誰かを思って歌っているということだ。でも、それこそが曲にできることの素晴らしいところなんだ。たとえ作者の経験についてとても具体的に歌ったものであっても、聴き手は共感することができる。そのシナリオに自分を当てはめたり、自分自身の経験と重ね合わせたりすることができる。素敵なことだよね。」(アンカット誌)

 ジョニーがこの曲で想定している「誰か」とは誰のことか。娘ソニーのことだそうです。
 ファンジン「DYNAMIC」のCall The Cometツアー特別号にて、ミート&グリートに参加したファンがジョニーからそう聞いたと明かしています。


 独り立ちする我が子を想う曲と解釈するとしっくりくるので、そのように訳しました。自分の道を歩むよう促しながらも、何かあったら必ず助けに行くつもりだ、という。

 

「僕の背中を送り出す父はきっと喜んでいるに違いないと思っていた。ところがシェリーの家に荷物を運び終わり、父に別れを告げた時に見たのは、僕が出て行くことを寂しがっている父の顔だった。」(ジョニー・マー自伝)