「比較は暴力」・・・・一生忘れられない言葉・・・
普段、比較してばかりいる自分が脳裏に浮かんできた。
以前、教育心理の授業で、「上方比較」と「下方比較」という
話を教授から聞いたことを思いだした。
自分より上の人間と比較する「上方比較」。
「あの子はいいなぁ・・優秀で・・うちの子は、全然ダメ・・」
「あの子はいいなぁ・・うちの子も頑張らせよう・・・・」
という考え方が上方比較。
「あの子はみじめだ。かわいそうだ。うちの子はまだマシだ・・」
という「下方比較」。
人間は無意識に「他人より上でいたい」という本能がある。
特に自信を失った時は、必死になって「自分より下の人間」を
探そうとする。・・・・いつも自分はそうだ・・・・
これは、自信回復にとって、大事なことだというのを思いだした。
ジュンイチの親は、明らかに「上方比較」だったのだろう。
その意識が強く、なんとしてでも、優秀な子であって欲しい、
あらねばならないとう意識が、ジュンイチに厳しく当たっていた
のかもしれない。
人間は無意識に「序列」や「順位」をつけたくなる動物だ。
根本的には、「下方比較」をしたいと願っている。
「自分よりみじめな人がまだたくさんいる」という無意識に下を
見つけようとする。下がいると安心できるのだ。
なかなか「差別」が無くならないのは、これが原因かもしれない。
上方比較は、ややもすると「嫉妬」や「怒り」を誘発させかねない。
勿論、前向きととらえれば素晴らしいエネルギーにもなる。
「イチローは凄い。わが子もイチローのように大リーグで活躍
できる選手になれるよう心から支援しよう・・・」と考えるか、
「イチローは凄い。わが子も野球をやっているが、全然ダメ。
下手くそで、とてもプロの選手なんて無理・。
イチローがうらやましいわ・・・」と子どもの自尊心ややる気を
失わせるか・・・・・どちらを選択するかによって、子どもの将来
に大きな影響を及ぼすことを思いだした。
今、自分は、どちらの意識なのだろうと、自問した・・・・・
「・・・・・・・」
突然ある映像が浮かんだ・・・それは・・
子どもたちが25M完泳し、全身で喜びを爆発させ、私達と
ハグをしている姿。
そして、その姿を歓喜の笑顔で見守っている親たち・・・
むずかしいことは、どうでもいい・・・
とにかく、なんとしても・・・・どんなことをしても・・・・・
絶対に泳げるようにしてあげることだ・・・・・
全身全霊を傾け・・・・・どんな壁があろうとも・・・
自分が今、意識を向けているのは・・・・・・
子どもたちと親の喜ぶ笑顔だった・・・・
そして・・・・奇跡は起きた・・・
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