ZS8W Pr. Edward & Marion Is. が2025年4月27日から運用を開始しました。南アフリカ共和国のはるか南方の島です。
↓このあたり
ZS8は、かなり昔聞いたことがあるのですが、その時は「なんだZS(南アフリカ共和国」か」と思い、呼ばなかった覚えがあります。(失敗した)ZS8はアフリカ大陸の、はるか南に位置する島でDXCC上は別エンティティにカウントされます。定住者はおらず、マリオン島には南アの気象観測所があります。
DX News によると、オペレーターは「YL2GM」Yurisです。当初の予定は4月16日から運用開始だったのですが、船の到着が遅れたようです。運用期間は5月16日までとアナウンスされています。JAからのパスは良好と思われますが、DXCC的には貴重なエンティティなので、激しいパイルアップが予想されます。
4月27日は、20mFT8のL/Pで入感しましたが、予想通り全世界が呼んでいます。MSHVの2ストリームですが、パイルが激しすぎて再送が多く、多くの局がRR73を貰えないので山が減りません。夜もふけるとS/Pの方が信号が強くなりましたが、コールバックがあることはありませんでした。
翌日は15mS/PのFT8で入感しましたが、20mと同様で全く歯がたちません。(空いていそうな周波数が皆無である)毎日・毎日ガラポン抽選会(FT8のパイルに参加)に参加するのですが、ほんとうにかすりもしません。応答がありRR73までいけるのは、かなりのGigGun局のようです。
DXSCAPEに載ると、手がつけられなくなるようなパイルになるので、ZS8Wが良く使う周波数をワッチすることにします。だいたい夕方ころからパスがあるので、待っているとZS8Wが15mで出てきたのですが、いきなりのパイルです。しかし、DXSCAPEのJA版には載ってないので、いつものパイルが500%とすると150%くらいの混み具合かなという状況です。(感覚的に)
いつものMSHV_2ストリームですが、パイルが小さいので効率は少しいいようです。MSHVなので、どこで呼んでもいいのですが、やみくもに呼ぶのをやめてピックアップしている周波数や、空いているところを狙って呼んでいたら、その日は1Hくらいで「ついに」コールバックがありRR73までいくことができました。(めっちゃラッキー)
20m/15mで、合計6Hくらい呼んだかなと思います。(かなり疲れました)DXCC_NewOneなので、一安心です。その後、DXSCAPEのJA版にUPされてしまったので、パイルは激しさを増したようですがラッキーでした。
パイレート(偽物)の運用もあるというような情報もあるので、ClulogにUpされるまで心配でしたが、15mFT8で入っていたので一安心です。
超絶パイルが大きい場面でのMSHVは厳しいものがあるような気がします。混信が激しすぎて、コールバックがあっても次のシーケンスが相手に届かず、再送・再送になって結果的に効率が低下します。個人的には、F/HかSF/Hモードの方が効率がいいのかなと思います。
オペレーターとして「Yuris」としか書いてないので、ワンオペレーションなのでしょうか。複数バンドで同時に運用していないので、QSOするのは簡単ではなさそうです。しばらくは、大きなパイルが続くでしょう。
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追記
本日(2025年5月1日)は、15mと17mのFT8に同時運用しています。運用者が複数いるのか、1人で2台のパソコンを操作しているのか分かりませんが、同時に出てくれることで呼ぶ局が分散されるのでいい傾向ではあります。(うちの設備だと、どちらも見えなかったが)