こないだ、東京大学の本郷キャンパスツアーに行ったのである。事前にネットで申し込んだ。自衛隊市ヶ谷基地⇒警視庁見学の流れだったので、今回はお気軽ツアーだぞと。

 東大赤門前で集合とのこと。


 ま、赤い門なのですが、ここは1827年加賀藩主前田齊泰に嫁いだ11代将軍徳川家斉の息女溶姫のために作られたものです。あ~、難しいわ。


 集合は門の内側でした。構内マップを頂きました。ガイドは、現役学生がボランティアで行っています。


 なかなか味のある建物が多いですね。何々学部の建物とか、説明があります。


 有名な銀杏並木です。設立当時に、桜の木だと学生が花見をやって学問に集中できないので、銀杏の木にしたといいますが、銀杏の季節はあのいや~な臭いで、学問に集中できないのではないでしょうか(笑)余計なお世話ですけど。


 これが、安田講堂だ。学園紛争が華やな頃、TVでよく見ましたわ。ここで、ヘルメット+タオルで顔を覆った学生がバリケードを作って立てこもり、機動隊と戦っていましたね。今は平和ですが、講堂前の道は舗装され、武器になる石が無いようにしているとか。


 安田講堂には、学生でもあまり入る機会は少ないとか。卒業式はここで行われますが、全員収容できるキャパはないので早いもの勝ちで、溢れた学生は立ち見か別の場所でモニター越しに見るらしいです。


 これは、何でしょう? ※1


 小柴ホール見学です。あ、これはスーパーカミオカンデの電子増倍管です。


 キャンパス内には、池もあります。三四郎池と呼ばれていますが、正式名称は行徳園心字池です。夏目漱石の小説「三四郎」以来、三四郎池と呼ばれているそうです。


 さて、ツアーも終わりに近づきました。ローソンがあります。この大きなガラス、すっごく奇麗なのです。バイトが毎朝必死に磨いている・・わけではなく、東大で開発した特殊加工の汚れないガラスということです。


 これで解散なのですが、弥生キャンパスの「ハチ公像」を見に行きましょう。これは、ツアーには含まれていません。結構人気なようで、上野英三郎博士+ハチ公をバックに記念撮影している人もちらほらいます。


 東大のすぐ北側は、実は上野公園なのです。そちらへ向かいましょうか。

 ※1 合格発表の用紙を張り出すためのパイプ組 春先の一時期しか見られない。

 東京大学本郷キャンパス  東京都文京区本郷7丁目3-1