こないだ、音威子府駅(おといねっぷ)の立ち食いそばが食べられなかった記事を書いたが、実はくろ蕎麦を食べたのだった。

 黒い蕎麦を出すのは、なにも駅そばだけやないやろいと思い、駅周辺を探してみたところ、一路食堂を発見。


 駐車している車は多いが、未舗装の駐車場は広く、端の方ならなんなく停められる。早速入ってみたら、満席だった。

「こっちいいよ」大きなテーブルに座っていた、おっちゃんから声がかかる。
「あ、どうも」相席、ありがとう。

 忙しそうなので、しばし待つ。5分くらいしたら、水を持ってきてくれた。

「かき揚げそばを」
「はい」

 写真を見ると、黒い麺に黒い出汁なので、駅そばと一緒のテイストとみた。ただ、駅そばよりは当然高い。(そりゃそうだ、座って食べられるからな)


 やはり混んでいるせいか、時間がかかるようだ。ざるそばを頼んでいる客が多そうだな。真っ黒い蕎麦が、せいろに乗って出てきているぞ。

 約、30分待ちできました。

 おー、黒い黒い。


 完食しました。


・出汁が黒いからといって、東京みたいな味ではない。どっちかというと甘目。
・麺が黒いのは、そばの皮も一緒に挽いているかららしい。
・日本一美味しい音威子府の蕎麦と聞いたことがあるが、普通に美味しい。
・こんなビジュアルな蕎麦は、他ではお目にかかったことはないので、珍しい。
・営業時間内に駅の立ち食いに行ったのだが、玉切れ終了になっていたので、音威子府特有の蕎麦をたべられたのは、素直にうれしい。音威子府は、簡単に行けるところではないからな。

 一路食堂 かき揚げそば:660円 

 北海道中川郡音威子府村字音威子府492-2 Pあり

 駅そばが食べられず、がっくり肩を落としていたら、JRの普通列車と遭遇しました。1両でした。


 ホームにあるこの木製の汽車は、37年前もあったな。

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 2025年6月4日追記

 音威子府そばを食べられる希少な店でしたが、残念ながら閉店いたしました。音威子府蕎麦を製造している工場も、社長高齢化のため閉鎖になっています。いまは、地元の蕎麦の実を音威子府ゆかりの方の千葉の工場に送って製粉後、戻してもらっており駅近くの「イケレ」(ゲストハウス)という店で昼限定で食べられます。一路食堂で使われていたどんぶりは、イケレが引き継ぎました。