こないだから、カップヌードルの謎肉まつりをやっているのは知っていたのだが、なかなか売っていなくて気にはなっていました。近くのスーパーに行ってみたら、謎肉10倍のカップヌードルを見つけたので、すかさず1個購入しました。
カップヌードル45周年記念商品とのことです。カップヌードルといえば、日清が苦労して開発した画期的な商品だったのだけど、当初は全く売れませんでした。都心などで無料で試食させたりしていましたが、効果はいまいちだったようです。袋のインスタントラーメンは一般的にはなっていましたが、お湯を入れるだけで食べられるカップ麺については、なぜか興味を示しませんでした。なんかうさんくさい空気があったのかもしれません。
風向きが変わったのが、日本赤軍が起こしたあさま山荘事件です。過激派があさま山荘を占拠して、一般人を人質にした凶悪事件で日本中を震撼させました。テレビでは連日生中継を行い、他局にチャンネルを変えられないようにテレビコマーシャルまでカットするという過熱ぶりでした。当時、自分もリアルで見ていました。
日清がとった手は、警察・機動隊にカップ麺を差し入れることでした。山の中で食料にも困る状況なので、お湯さえあれば温かい食事が食べられるカップ麺は、さぞ有難かっただろうと思われます。
そのカップ麺を食べる姿が全国に生中継され、「あの食べ物はなんだ?」ということが話題になり、これが契機でビッグヒットになった商品です。
わくわくしながら、蓋を開けました。中には、話題の謎肉がゴロゴロ入っています。謎肉って何だろう。謎だから、謎肉なんだけど。
謎肉が多いのはいいのだけど、ひよちゃんの薄いナルトとか、野菜系も欲しいかなと少し思いました。謎肉は謎に美味いです。