福岡バスターミナルは博多駅の地下で繋がっているので、楽に行き来ができます。文字通りバスターミナルなので、路線バスや高速バスが発着していますが、地下と1F・8Fには飲食店もあります。それと、100均とかしまむらもあるので、いろいろと便利なビルなのです。

 

 その地下で、牧のうどんを発見しました。訪問日は、2017年7月17日です。ここは、いろいろな店舗が入れ替わる場所です。

 食券制なので、券売機でお好みのうどんを購入します。今回は、から揚げうどんにしました。博多のうどん屋で、から揚げというのは珍しいかなと思います。牧のうどんというのは福岡県糸島市が本店にあり、福岡県・長崎県でうどん屋を展開するチェーン店です。

 

 福岡県民にとっては身近なうどん屋で、資さん(すけさん)うどんと共に、知らない人はいないというほど知名度があります。テレビでもたびたび取り上げられ、食べても減らないという不思議な麺でもあります。これは、麺が柔らかくて出汁を吸っていき太くなるので、気を抜くと食べた分だけ増えているような錯覚になるためです。そういう事情を知っている人は、延びにくい堅めんを好みます。という前振りをしておきます。

「堅めんは売り切れです。中と柔があります」(堅めん売り切れとかあるのか)
「柔でお願いします」(ほんとかぁ後悔せんな)

 うどんとともに、出汁があらかじめ付いてきました。これは、先にも書きましたが、食べ進むと麺が出汁を吸って巨大化し、出汁がなくなってしまうため、自分で補充するためのものです。
「熱いですから、注意して下さい」
「分かりました」

 食うぞ… 着丼直後から、麺がみるみる出汁を吸っているように見えます。

 予想どおり麺を食べても減らないし、出汁を飲んでないのに出汁が減っています。(想定内)さらに気合を入れて食べますが、なかなか麺が減りません。やかんよりオプションの出汁を投入しました。

 気合で、食いきりました。久しぶりに、牧のうどんの増える麺に恐怖を覚えました。(笑)柔めんだったので、膨張するスピードが早かったのもあるとは思います。堅めんだともう少しゆったりと食べられるので、みんな堅めんを注文して玉切れになったのかもしれません。

 隣の席のお姉さん、スマホなんかいじっていたら取り返しがつかなくなるぞ。あ、柔めんじゃなかったですか。それは失礼しました。

 から揚げうどん 520円 
 牧のうどん:福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル   B1F