FT-747だが、最近周波数飛びが酷くなった。約1KHzほど、じりじり動いて、また戻ってくる。SSBでもCWでも起こるので、運用するのにはちよっと辛い状態になってしまった。

 ちょっと前には、パワーダウンしてしまって、数Wしか出力しなくなってしまった。この時はメーカー送りにしたのだが、プリントパターンの劣化で、接触不良になってたようだ。メーカーでも修理に手間取ったような古い機器だな。そういえば、もう25年以上使っている。


 いろいろ調べたら、キャリアポイントのトリマーが怪しそうだと目星をつけた。

 上から、CW、USB、LSBのキャリアポイントの調整点である。周波数カウンターなしで、むやみに回すと周波数の精度が悪くなる。


 上部カバーを開けると、3個のトリマーコンデンサーが見える。このように、基板に立てる型のトリマーは特殊品だな。

 ちなみに、上からCW用:10pF、USB/LSB用:20pFである。


 セオリー的には交換なのだが、手持ちがないし特殊なので通常型を買って、加工するしかない。

 あまりお勧めは出来ないが、まずパーツクリーナーで洗浄。さらにトリマの稼働部分にCRCを少量添加し少し回してみた。これで周波数飛びは、ほとんど無くなった。


 追記

 なんか気持ち悪いので、トリマー3個取り外して洗浄し、再度取り付け。他のトランシーバーで周波数を見ながら調整し、ほぼ完治。次に飛びが出たらトリマ交換します。