もっと自分らしく生きるため キラキラ人生へのナビゲーター
ヒーリングルームアレグリアス じゅんこです
http://www.healingroom-alegrias.com/
そしてストーリーではハリーはこのヴォルデモートの「分霊箱」を一つ一つ発見して、
破壊していきます。
この過程ではヴォルデモートの想いに直接触れるため、
自分自身の闇の部分が大きくクローズアップされ、
友人のロンを信頼できなくなってしまったり、
より孤独感やイライラ感を募らせていくという・・・
読んでいるこちらもとっても眠くて展開の遅い部分になりました。
しかもこの「分霊箱」を探す旅の中で、
ハリーは自分とヴォルデモートとがあまりにも似ているということに気が付いていくのです。
絶対にやっつけなければならない相手であり、愛するシリウスを
奪った相手でもあるのに、
その憎い奴に自分が似ていて、
さらにその共通項ゆえに自分の力をも恐れるようになってしまう・・・
恐怖のスパイラル（涙）
そしてその恐怖はだれとも共有することができない・・・
だって「自分、もしかしたらヴォルデモートとめっちゃ似てるんですけど～」
なんてカミングアウトしたら、友達なくすよね・・・（汗）
そんなめっちゃダメダメだったハリーを支えたのがハーマイオニーだったりして！
ハーマイオニーは人間出身の魔法使い（マグルって言ってます）だけど、
とってもかわいくて何よりも頭脳明晰でキュンキュンしちゃいます。
自分が魔法界でのエリートにはなれない出生を持っているところが、
階層社会というか、現代にも見えないようにそういう階層ってあることを
示唆しているように思います。
だってハーマイオニーの役にわざわざかわいい女の子を設定したのは、
きっと弱者と強者をイメージさせたかったからなのかな？
とJFローリングは思うのでした（笑）
でも、だからこそハリーの苦悩に寄り添う強さがあったのでしょうね。
ここは友情だけど「友愛」って感じでしょうね。
人は腐りそうになったとき、絶望の淵にある時に「愛」があれば立ち直れるし、
成長もできるんです。
このどうしようもないときにだれか支えてくれる人がいてくれたら、
愛を感じることができたら、絶対人は大丈夫なんです。
（あ、ハリーは魔法使いですが・・・）
そんなときでも一度は心が離れてしまったロンともまるで導かれたように
「勇気の剣」を発見したり、
絆がある存在とは決して離れることはないんだよということも教えてくれてて、
スーパーヒーロー脳を開くときにどんなに自分は受け入れられてない、
誰もわかってくれないと思ったとしても
必ずつながりがある人がサポートしてくれるし、
会える人には絶対会えるんだよっていうことを教えてくれてるんだな～
って思います。
いよいよ最終章に入ってくると、
ハリーとヴォルデモートとの一騎打ちが見せ場なのですが、
ここはまさにハリーの中にヴォルデモートの一部が存在していることが分かるシーンでもあります。
ヴォルデモートが死ぬことはハリーが死ぬことでもあるという・・・
二人が抱き合うように塔から飛び降ります！
ハリーは気が付くのです・・・ヴォルデモートは自分の鏡であり、影であると・・・
ヴォルデモートが死ぬとき、
自分も死ぬかもしれないという恐怖こそがハリーに
「すべてはつながっている」を思い出させるのです。
それは「やけっぱち」で飛び降りたのかもしれませんし、
自己犠牲だったのかもしれませんが、
ハリーはこの時きっとどこかで知っていたのだと思います。
「思考の崩壊こそがワンネスへの道」であると・・・
この時、ハリーが真剣にヴォルデモートとの闘いについて思考を使ったとは思えません。
まさに頭で戦ったのではなく、体が動いてしまった・・・
ぴょん吉ではないでしょうか？
思考を目の敵にすればするほど、思考にエネルギーを注ぎ続けることになり、
思考は分離への恐怖からどんどんとエネルギーを拡大していたとしたら、
思考を抱きしめて「すべては一つ」というエネルギーでホールドした瞬間に
ワンネスへの扉、
つまりはスーパーヒーロー脳を開くということなのではないでしょうか？
そしてその瞬間に「他力」が働き、
ネビルがグリフィンドールの勇気の剣をもってサポートに入るのです。
スーパーヒーロー脳を活性化することは「他力」を味方につけることでしたね。
自分で頑張らなくてはならないから、
他者にサポートしてもらう展開、
もうウエルカムですよね～♪
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