4月手にしたオーダーイニシャルジュエリー。
(その時の記事は⇧をごらんください)
デザインをしていただいたのは、
フリーでご活躍のジュエリーデザイナー奥野貴子さん。
以前このブログでもご紹介しましたね。
デザインしていただいたのは数年前のこと。
今月久しぶりにお会いし実物を見てもらいました。
デザイナーさんも工房も、石も買い付けているGSTVのような会社なら、
完成まで全て管理してくれますが、
当時も奥野さんはフリーだったので、デザイン画を描いてもらい
制作は工房に持ち込みました。
途中のCAD画像も工房からもらい、メールでチェックしてもらったり。
でも完成品は写真だけだったので、やっと実物をご覧いただきました。
(良い出来だったので感謝も伝えたいですしね)
ルーペでしっかりチェックいただき、なかなかいい出来とのこと。
ただ私的には、裏の作りが少々細く華奢な気がしてたんです。
GSTVでよく2段ごしと言いますが、
石が留まっているデザイン部分、その下の土台的なところです。
身につけた時に安定させたり、バチカンや金具との関係などでつけたり。
デザインによっては、
バチカンならDカンと言ってその部分だけDの形の地金をつけたり。
ブローチなら傾かないように、
部分的に安定させるように凹みたいな地金をつけたりします。
今回YG部分がWGに巻きついたりしていることと、
ブローチ金具もついていますし、全体につけてくれています。
その部分が少し細いかなと思ったのです。
そこで、お聞きしたところ、
「もう少しだけしっかりしてもいいんですけど、
しっかり作ると2、3gプラスされるので重くなりますし、
表から裏の部分が見えるということもありますね。
身につける側からすると薄いという感じはないので、
このくらいがいいと思いますよ」
なるほど!プロのアドバイスに納得です👍
確かにただでさえ、大きなジュエリーですから、特にブローチとして使った場合、
衣類の厚みでお辞儀(下に傾いてしまうなど)をしてしまいそうです。
そういったことも大切ですね。
経験と実績のあるプロのお話はさすがです!
でも、ジュエリーデザイナーさんによっては、
デザインだけで作りはお任せということもあると聞いたことがあります。
(もちろん職人さんとツーカーでそれでできてしまうということですが)
ふと…ジュエリーデザイナーという仕事を考えると、
有名な方などは百貨店など含めブランド展開されていたり、
GSTVなど、TV通販でもジュエリーデザイナー〇〇〇〇のデザインですと
ジュエリーと名前や顔が出てくることもありますが、
実際、表に名前が出てくる人たちはほんの一握り。
ジュエリーデザイナーさんの大半は会社員などどこか所属し、
ブランド名はあったとしても数名の方が担当していたり、
名前が出ることはほとんどありません。
フリーでも同様でOEMなど、自分のデザインと言えない方が多い。
ファションやアクセサリーとは違い素材にもお金がかかりますから、
作品を作るのも時間とお金と人の手がとてもかかるものですね。
そんなこともありなかなか表に出る方が少ないお仕事です。
(職人さんの方が自分で作ったものを出されたりしやすいかも)
でも人によってデザインや感覚は違いますし、
どんな方がいらっしゃるのかって気になりますよね?
お人柄含めこれはぜひご紹介したい!
そう思い、取材可能な方にお話しを聞くことにしました。
第一弾はもちろん、奥野貴子さんです。
すでに取材は済ませましたが、予定時間の倍もお話聞いてしまいました〜
只今まとめ中なので、しばらくお待ちくださいませ