私のファンタジアセッティングのピアスたち。

ファンタジアセッティングという名称は、GSTVでの呼び名。
(パッと見たときにどうやって留まっているのかわからない、
 揺れ感が幻想的!まさにファンタジー勝手なイメージです

最近見なくなりましたが、QVCさんでは以前

ダンシングダイヤという番組名でブラウンダイヤメインで紹介されていました。
(とどまることなく動くダイヤはまるでダンスしているよう、という)

右端のサファイヤミステリーにホワイトダイヤピアスはコラボ製品だった気がします。

その他、レーザーホールダイヤというブランド名もネット通販でよく出ています。

留め方としては、

ダイヤモンドにレーザーで髪の毛ほどの穴を開け、

そこに丸カンを通すことのみで留める。


(左が表、右が裏)


(サイドビュー)

通常石座なり、爪で隠す部分が出てくる=光を遮るところがあるのですが、

この場合は360度どこからでも受けた光を反射してくれる。

また自由に動いてくれるので、何もしなくてもキラキラ輝いてくれます。

ダイヤモンドは世界一硬い鉱物です、穴を開ける技術はレーザーがあるからこそできるもの。

まさに最新技術によって生まれたセッティングといえますね。

それにダイヤをルースの形で見られるのも新鮮です。

下画像。向かって左が揺れるデザインなんですが、爪留めしてあります。


(ピント甘くてごめんなさい)

左と中央は共にブラウンダイヤ。

ファンタジアは軽やかで、着けているとチラチラ止まることなく揺れています。


煌めきからいうとダイヤモンドが一番向いているかもしれませんね。

GSTVだとルビーやカラーサファイヤでもご紹介したことがありますが、

最近はなかなかご紹介が少ない。

というのも、宝石に穴を開ける際、内包物が多いものだと割れてしまうリスクがある。

割れたらその宝石は無駄になるわけですから。

ある一定のクオリティは必要になってきます。

となると価格も上がるのは当たり前ですよね。

ただ石座や爪が要らないという点で、地金が少なくて済むという利点もあります。

ピアスなどには着けた感じも含めて一番向いているといえますね。


GSTVでご紹介しているペンダントトップ

ペンダントトップにした場合には、

肌や服にダイヤのキューレット部分が当たってしまうのはさけたいもの。

実は高さを出すデザインにする必要がありその分地金も使うケースもあります。

こうやってダイヤの周りを囲むと、額縁効果で石が大きく見えますし。

デザインの幅は広がります。




私がこのセッティングを初めて目にしたのは日本橋の百貨店でした。

当時金融関係の得意先への営業に行かなくてはならず。

身につけているもので判断されてしまいますから、

多少存在感のあるダイヤのネックレスを探して。

こんな感じのデザインが結構あって面白い!と決めました。
3ストーンで計1ctでしたね。

ピアスはこのデザインで1石分を切り取ったデザインのものにしました。

ダイヤに穴を開けるなんて斬新!

かしこまったデザインが多い中ファッション性重視のもので新鮮!

他ダイヤのリングとセットでローンを組んじゃいました


リングは今も使っていますが、

このネックレスとピアスはもうありません。

その後通販ジュエリーにはまりアイテムが増えたこともありますが、

ピアスを片方無くしたことと、

また当時とある講師の方のマネージャーをしていたことから、

ラペルピンを18Kで作ろうとデザイン&オーダーし、

そのパーツの一つに使ってしまったのです。

一番大きなダイヤはこれに使いました。5年ほど前かな…
いとう伸マネージャー★パトリシア石井のブログ
(星はカイトカットルビーのミステリーです!
これは2代目。
画像はないですが1代目にも小さめダイヤ下げました。

となると残った2石は…

そうなんです、チェーンピアスにしてもらいました。

穴を開けたダイヤはその持ち味を生かさないと!

4~5mmの間なので0.3ct位でしょうか。

当時はこの位のサイズのものは無かったですし、これは本当に重宝しています。


今は2個や3個のダイヤをつないだだけのものもありますね。

1個開けるならまだしも、上下まっすぐのラインに沿って穴を開けるのは大変だと思います。

それにプリンセスやペアシェイプ型のものも出てきています。

高価なダイヤをファッション重視したプランといえますね。

ダイヤであることは変わらないし、品質がよくないとできないのですが、

ソーティングが取れるダイヤにはまずしない。

穴を開けると傷と見なされますから、ソーティングが使えなくなってしまいます。

宝石もさまざまな価値観の中でどうつきあいコレクションしていくかは、

それぞれだと思います。

一人ひとり、オリジナルのジュエリーライフを楽しんでくださいね