念珠って、ひとつはもっておきたいもの。

一般的に販売されているものは、略式念珠というもので

どんな宗派でも使えるお念珠で、私も2つあります。

写真は浄土宗の本誌記念珠です。


今年3月21日に父が亡くなり、母から、

兄・弟と私、そして義姉、義妹へ

父の形見として本式の念珠を贈りたいと相談がありました。

石井家は浄土宗…本式念珠って???

そんなものがあるとも知らず、

ネットでいろいろ調べても正確な情報があるようでない。
(宗派本尊のWEBサイト、ぜひ詳しく載せて欲しい!)

はてさてどうするか…

思いついたのは、GSTVで念珠をご紹介している塗野さん

というのも、母から女性のお念珠にはアコヤ真珠を使いたいとのこと。

さっそくご相談しちゃいました。

塗野さんの会社は楽天ショップも開かれていて、ショールームもあります。

対応していただいたのは、聖和堂店長・篠原さん

聖和堂さんとお取引のある、念珠の職人さんと合わせて頂いて、

いろいろ教えて頂きました。

その職人さんがとってもオシャレで素敵なマダム。

WEBサイトとか見ていたせいか、どうしても念珠の職人さんは、

和の雰囲気で…という勝手なイメージでしたがとんでもなくて。

お話していても楽しくて、センス光る女性なんです。

せっかくオーダーで作って頂きますから、人とはちょっと違った組み合わせにしたいし。

といってももちろん予算はあります。

こちらの希望にも、揺るぎないアドバイスをいただきました。

出来上がりが楽しみ


今日受け取った私のお念珠です。

見ているだけで心が和む…聖和堂さんのショールームでも

ついつい見とれてしまいました。


浄土宗の念珠は2つの輪がつながったもので、

主玉とか親玉、合い玉に、2つの房の上についている涙型はつゆ玉といい

左右の大小の玉は、弟子玉で形も指定があります。

あこや真珠と白メノウに、淡水真珠で組んでいただきました。

これは女性用ですが、男性用は同じ形ですが全体が一回り大きくなります。

男性用は、星月菩提樹と赤メノウで。

房の色は写真を元に、それぞれ母と相談しながら皆違う色にしました。

並べた時にどうかしら…と思っていたのですが、

兄夫婦、弟夫婦も並べるとすごく合ってる。

さすが母です。


職人さんの心遣いがまた嬉しい。

桐箱は皆同じサイズ。

桐なので微妙に違っているため、割印で区別できるようにしていただいています。

そして中に入ってた数珠の由来の紙片は、保証書もかねていて、

糸切れ・玉割れは10年間無料で修理可能とのこと。

これは、仕立てに自信がある証ですね。


実家の母にも早くみせたい!

母の思いを父が支え、良い方々のすてきなご縁をつなぎ、

出来上がったお念珠。


母にも電話で伝えたところ、見るのが楽しみと。

母の分は今回仕立てなかったのですが、

そんなに良いなら、私もやっぱり作ろうかしら…なんて

近々、しっかり梱包して送ります。