私の個人ブログや、ティースタイルブログですでに書いた、

彫金師の坂(さか)さん

赤ちゃん子供新聞の取材で伺いました。

作品の多くがジュエリーなので、

やはりここでもご紹介しないともったいないなと思いました。

でもここでは工具類をピックアップしちゃいます。

坂さんはハイブランドと同じように、板材や丸線になった地金から

一人ですべての工程をやり、さまざまなジュエリーを生み出します。

もちろんデザインもなので作家といえる方なのですが、

彫金師と名乗ってらっしゃいます。
(その理由はこちらからご覧ください)

シルバー地金が基本ですが、拝見していると人柄が出る作品たち。

欲しい物がいくつか出てきて本当に困ってしまいます

そんなことはさておき。

今回は工具類の一部ご紹介します。


これがジュエリーの作業をする机です。

普通の机より高く作られていて、目線がものに近くなります。

へこんだところに台になる小さな板を挟み、地金を乗せて、切ったり削ったり。


(手前の工具が挟む器具ですね)

いわば作業台といえるでしょう。

左手に白い石はバーナーを使うときに作品を載せて、火入れや蝋付けなどします。


リューターです。

上のいろんなパーツを、けずる、磨くなど用途に応じて付け替えて使います。


やっとこ!


ブラシ!


つやっとした台は、作品に細工をしたり石留めしたり。

松ヤニがつけられていて、それで固定します。

手前はカーブを着けたりするものです。


鏨(たがね)彫ったり、模様をつけたり。用とはいろいろですが、

作品一つに何本もあたりします。

職人さんがすべて必要な先の形を手作りします。


右上のグリーンの棒はヘラといいます。

最後に磨く工具なのですが、GSTVのスタジオでは差し棒に使っています。

箱の中は、金鎚にヤスリとケガキなどです。


刻印。これは数字とアルファベットです。

K18とかは君合わせた工具があります。

最近はレーザー刻印が多いですが、

K18やPt900 に、石のカラットは石が一種類なら、0.56とかだけですが、

ダイヤが入ると、D0.3 0.2とダイヤだけDがついたり。

一つ一つ打っていきます。

そういえば、カラット表記もオーダーの場合は、

使っている石のカラットよりも少ない数なら好きな数字を入れたりします。

以前、勤めていた社長のリングを作ったときに、

ブラウンダイヤが4.24ctくらい入ったのですが、

末尾に4という数字を嫌う方も多いそうで、

作っていただいた工房から問い合わせをいただきました。

そこで4.1という表記にすることに。

基本的に刻印は最後です。


大阪に住んでいた時、ジャパンジュエリービジネススクール

週1回1年近くクラフト講座に通ったことがあります。

今は京都に移転されているようですが、

当時は大阪の心斎橋にありました。

糸鋸で、シルバーの板から切り出したり、

リングにするために、リング棒に合わせてとんとん木槌で叩きながら丸くしたり。

石留めはなかなか留められずで地金の扱いは大変でした。

ワックスになってからはとっても楽しくて、

課題のリング5,6本作って、最後の1本は先生からも褒められて、

それまでシルバーで鋳造しましたが、18Kでやりました。

ただそのリングすべて友人にあげちゃて残ってない。
(そういえば、陶芸の器も実家に送っちゃいました)

残しておけばよかったぁ・・・・・



そうそうワックスといえば、ワックス作家の湯沢ひろ江さん。

なんとまたGSTVにご出演いただけるようです。

今月は29日、大松MCと星野さんと3人で。

7月も何度かご出演いただけるようで、楽しみです。

私は湯沢さんのイニシャルペントップ持っていますが、

アニマルや実は天使も素敵なのです。

1度だけ、ワックス講座も受けましたが。

動物を見にアフリカまでも行かれたり、

日本に居るときはこもってずっとつくられているそうな…

彫金師の坂(さか)さんは「ずっと彫っていたい」とおっしゃってましたが、

ワックス作家の湯沢さんは「ずっと創っていたい」方かもしれませんね。

こんなの見つけました。

湯沢さんが創り上げるモチーフは独特の雰囲気があります。

私のイニシャルは蜜蝋という素材で、独特の風合いがあります。

アレンジで誕生石の小さなインペつけちゃいまいた。

GSTVでも以前湯沢さんのイニシャルご紹介していましたね。


坂さんも、湯沢さんも手作りだからできるジュエリーだといえるでしょう。

素敵な女性が生み出すジュエリー、素敵ですよ