【こどもの耳と目について】後編

●目について
子どもの目の機能は、生まれてから発達を続け、6歳にはほぼ完成するといわれています。
ところが、強い屈折異常(遠視、近視、乱視)や斜視があるとその発達が遅れて十分な
視力が得られなくなることがあります。
このような場合に、6歳になってから(例えば、小学校入学前の健康診断などで)
目の異常がわかっても治療するには遅すぎて、その機能を回復させることが
難しくなってしまうんです。

一般に乳幼児は0.2くらいの視力があれば日常生活に不自由は
感じないといわれています。そのため、特に片方の目にだけ異常がある場合
(これを片眼弱視といいます)、普段の生活に困らないため、
3歳になっても周りの人がまったく目の異常に気づかないことが
あるのは決して珍しいことではありません。

早期に正しい治療や指導を受けることにより、
お子さんの大切な目の機能を将来にわたって守っていくことが
とても重要なんですね。

1.目を細めて見る
2.目つきが悪い
3.斜めに(横目で)見る
4.テレビや本を近くで見る(注意すると離れるが、そのうちまた近くで見る)
5.片方の目を閉じて見る
6.まぶしがる
7.上目づかいをする
8.あごを上げて前を見る
9.ひたいに横じわをつくってまぶたを上げようとする

いかがでしょうか。こんな様子がよく見られたら、眼科医の診察を受けてみてくださいね。

大切なお子さんの体。
「うちの子は成長がゆっくりだから。」と思っていても、
実はそこには何か隠されたものがあるかもしれません。
豊かな人生をこれから生きていくお子さんのために、
少しの「あれ?」を見逃さないでくださいね。

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