非常に含蓄のある言葉・制度だったのでシェアしたいと思います。
以下の言葉の中に、万人を幸福にする方策が隠されているように思えてなりません。人は金銭が無い限り、つまり、生活の保障が無い限り、幸福にはなれないのです。
パイは同一であり、強者のみがそれを頂くと言うのは、どうも間違いみたいです。以下の考え方は誤解を受けると、トンデモナイ事と取られがちですが、あながちそうでもない事が、実証されてしまいました。
[TED]ルトハー・ブレフマン: 貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=131089
「サッチャー元イギリス首相は「貧困は性格上の欠陥だ」と言ったそうですが、ルトハー・ブレフマン氏は“貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である”と主張します。
面白い実験結果を紹介しています。 一年の中で比較的貧乏な時期と裕福な時期があるインドのサトウキビ農家に知能テストを実施したところ、貧乏な時期は裕福な時期よりも知能指数が14も低かったようです。つまり「金銭の欠乏」によって知能指数まで下がってしまうということです。ジョージ・オーウェルが「貧困の本質とは未来を握りつぶすものである」と言ったように未来に影響を与えかねないこのような状況にいかに対処すればよいのか、ブレフマン氏は何かと物議をかもす「基礎所得の保障」を提案しています。
現在、ヨーロッパではフィンランドなどでベーシック・インカムの導入試験が始まっているようですが、この動画の中では、1974年に「負の所得税」を導入したカナダのドーファンという街の事例を紹介しています。「負の所得税」とは“貧困線以下に陥った人には追加所得が支給されるという仕組み”のようです。それでどうなったかですが、“子どもたちの学校での成績は大幅に向上しました。入院する人の数は8.5%も減りました。家庭内暴力は減り、精神的な問題を訴える人も減りました。住民は仕事を辞めたりもしませんでした。仕事をする量がやや減ったのは出産したばかりの女性と学生だけでした。”とのこと。
これに似た制度がなんと日本でも実施されています。臨時福祉給付金という国の経済対策で低所得者に対して3000円(28年度)を支給するというものです。29年度は大盤振舞の15000円になりました!「今年は貧困対策の財源を5倍に増やした」とかアピールしそうな安倍政権です。お友達への利益供与を止めて、最高賃金を設定すれば、もっとまともな財源が簡単に確保できるのではないでしょうか。(編集長)」
この、臨時福祉給付金制度は、偽総理政権の行った施策の中で、ただ単なる人気取り制度にすぎませんでした。しかも「スズメの涙」程度。それが本当に効果が有ったかどうかは不明です。
ただ人間は、与えられているだけでは何もしないと言うのはウソだと思います。どんな状況下でも自己実現したがるように出来ているのだと思います。
その中で、金銭が無いと動きが何もできなくなる訳で、ただ単に「ナマケモノ」呼ばわりだけでつまらない人生を送るだけなのではないでしょうか。
たかがお金、されどお金、とはこの事を言うように思えてなりません。
人は「お金」が有りさえすればどんな事でもチャレンジしたがる存在なのです。ベーシック・インカム制度は、その可能性を与えるにすぎないのです。