Frog night -2ページ目

Frog night

それはもう、春。


慌ただしく流れる時間の、その合間
ぽっかりと空いたそのスキマに私が考えることは

たとえば日々接する人の持つ年輪のこと
積み重なった過去が形成するその人の今を、どう受け止めるのかなんてこと

たとえば大好きだったあの場所のこと
傍らには誰もいない、ただ一人で見つけた空間にいつか帰れたらなんてこと

たとえばまだ見ぬ土地のこと
一生行けない場所で、知らない生き物が、知らないままに死んでいくこと

たとえば今のこと
なんら他人と変わらない、立ち位置が違うだけ誰にでもなりえる私が
なさねばならないことなんて100%なにもないのかもしれない
ただ明確なのは、誰かのためにならばなすべきことはきっとある
人は一人じゃいきれない
抽象的にとらえてしまえばその言葉は、脊髄反射のスピードでYESと人は
縦に首を振るのか
いいや、存在することが生きることならその限りじゃない
お金の底さえ考えなけりゃ、人間の一匹
自給自足で、と思考を回すうちにあほらしくなった

人がなんのために、何をするか
夢や、なりたいものになるためにとその行動、選択の地盤が
私にはいつも薄氷の上に立っているように思える
この星の引力を信用していないわけじゃないけれど
いつだって自転のスピードに飛ばせれないようにしがみついているからそんな余裕がない
許されている
そう感じることが今年は多かった
もう道を強制されるような年ではなくなった代わりに知ったのは
自由ということの理不尽さ
それに対する憧れを失ってしまった自分のこと

失望の美学とは
枯れているものの美しさに
憧れる子供のわがままとたった今確信した。

同時に一つの指標をゴミ箱へ
ああ あと何回0に戻れば人並みな人間になれますか

それすら許そう 
ここが今日の思考の終着駅で
答えはもちろんでないまま  お時間です。