こんばんは。
本日は,先日紹介した本「40歳の教科書」の続きです。
前回は第1章を紹介しましたが,今回は第3章です。
3章のテーマは「『お金』と『仕事』をどう教えるか」です。
この章では4人の方が記事を書いていますが,
僕は最初の西原理恵子さんの記事に衝撃を受けました。

西原さんは漫画家の方で,「毎日かあさん」を書いている方です。


・誰かにお金をもらって生きていくのは「乞食」の生き方である。

・途上国に行くと,「援助をもらって当たり前」と考えている人が大勢いる。

・自分の手でどうにかしようという発想がすっかりなくなっている。


なるほど。

ここで批判しているのは現代の都会の女子たちです。


「東京の女性は,食事もお酒も男の人におごってもらって当たり前と思っている。

 結婚がゴールだと思っている女子たちもこれと同じである。」


そう言われてみればそうだな,と思います。


専業主婦も立派な職業だが,ものすごくリスクが高い。

 夫が一生健康で,夫の会社が一生安泰で,夫が一生自分だけを愛してくれて,

 夫を一生愛することができる,というきわめてかぎられた条件の中で成立する職業である。」


確かに,この条件が満たされたまま人生を終えるなんて,

確率的には相当低いよね。


「年収1000万円ぐらいの男性と結婚すれば幸せになれると思っている女の子もたくさんいる。

 でも,実際に1000万円も稼ぐ男なんて,家庭はボロボロ。

 家庭を顧みることなくひたすら働き続ける。

 だって彼らは会社と結婚してるから。」


このね,会社と結婚してる,という表現に僕は衝撃を受けましたよ。

夫婦は戦友であるべきであって,

それぞれ500万円ずつの年収,地方なら300万円ずつで十分暮らしていける,と。


塾に関しても僕と同じようなことも言っています。


「百万単位のお金を取っておきながら,不合格でも一円の違約金さえ払わない。

 こんなのはナントカ商法の手口と同じである。」


うん,やはり僕と同じことを考えてる人はいたんだ。



いくら受験勉強をがんばったって,

いい会社に入ったって,

会社人間になって不幸になるだけだと言っております。


よく,学歴があると進路の選択肢が増えると言いますが,

実質は狭まっていると僕は最近感じています。

例えば,超有名高校から東京大学のエリートコースに入ったら,

そこから職人の道に行くのってないでしょ!?

別に,勇気があればなれるけど,

ホントにそんな道を歩もうとすれば,

周りや親せきからは白い目で見られる訳で。


人生の基準を「幸せ」に置くなら,

「幸せ」とは何なのかをよく考えて生きることが必要なのだと思う。

「将来の為」って言うけど,じゃあ今はどうなるの?

将来も人生の一部だけど,今も人生の一部でしょう。

今を楽しく生きるのもとても大切なことだと思います。

人生,楽しんだもん勝ち。


今回の本はこちらです↓

40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編/著者不明
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