一人暮らしに、猫(作中は犬)を拾ってきて飼ったり。
その猫が死にかけて急ぎ家に戻った私。病院で猫は私達をみて弱々しく鳴くが、徐々に復活したり。
彼女と同棲したり。
そこで、何年も放置したバイクを(貰ってきて)懸命に直したり。
人生で大事な時、仕事がパニックになったり。
主人公の藤井君。
私の若い頃の追憶みたいで、
ものすごく親近感が湧きました。
それで、今の私みたいに、
どちらかと言うと "幸せ" に向かう…
はずでした。
彼は大事な物を日々の喧騒の中、掌の水が零れるがごとく失っていきます。
題名からして、予想はしていたんですがね。余りに感情移入してしまった分、ダメですね。
電車内では読まない方が良いですわ。
私は藤井君の境地にいけるでしょうか?今の幸せが崩れ去るなら、私にはどの様な行動がとれるでしょうか?
結構、考えさせられました。
藤井君とその彼女の陽気でかつしっかりとした、独特な世界観は愉快であり好きですね。
是非一読頂きたい一冊です。
