マインスイーパ   地雷撤去誌 -3ページ目

マインスイーパ   地雷撤去誌

じぇいいーてぃーはいふんじぇいえーえむ。         Jet-Jam(ジェットジャム)です☆                 
マインスイーパについて書ける記事あまり無いです…orz イラスト描いたりもして・・・ない!

先日、「竹内文書」に興味を惹かれ、すこし調べてみた。


古文書として名前は知っていたが、

すでに偽書と謂われているものなので、あまり気にしていなかった。


偽書かどうかについては、まぁ、偽書だろう。

宗教団体に経典として扱われていたとすれば、

どんな嘘が書かれているかわかったもんじゃない。


しかし、調べて気になったのが、

・・・気になったと言うより、ガッカリしたのが・・・

ヒヒイロカネ 」の出自がこの竹内文書だということだ。


ヒヒイロカネとは、古代ギリシャのオリハルコンに性質の似た金属で、

日本を舞台にしたファンタジーによく登場する。

緋緋色金とも書かれ、赤い(緋)色をしていて、

加工することで、軽い、硬い、錆びない、と金属として優秀になり

天皇権威の象徴でもある「三種の神器」の素材になったという話もある。

現代では生成法は失われた、ロストテクノロジーである。


・・・とまぁ、ファンタジー要素の強い伝説の金属で、

中二病にとっては憧れの存在なのだ。

その出自が竹内文書だったとは・・・orz

もっと他の古文書や風土記の記述がないか調べてみたけど、

どうやらこの偽書を元にした文献にしか記述が無いらしい。

ということは実在すら怪しい。



なので、ここから書くことはヒヒイロカネが実在したとすれば・・・

という仮定で読んでいただきたい。


ヒヒイロカネについて昔に調べていたキッカケは、

「玉鋼」の生成方法を調べていたときだった。

玉鋼は刀の刃に使われる素材で、現在も使われているが、

(現在のものは、純度の高い炭素鋼)

質のいいものは既にロストテクノロジーであり、作ることは出来ないという。

そこで、ヒヒイロカネを使ったのでは?・・・と。


ヒヒイロカネに比定されるのが餅鉄であるが、

これは砂鉄より純度が高いだけの酸化鉄なので論外だろう。

錆びで少し赤みがあるが、緋色というには程遠い。


緋色であり、加工(合金の生成)をすることで固い鋼となるもの・・・

ということで自分が比定したいのが「クロム」だ。

クロムは紅鉛鉱 などから精製される物質で、

リンクを見てもらえばわかるが、まさに緋緋色である。(クロム自体は銀色)

そして鉄と合金化することでクロム鋼となる。

クロム鋼は工具鋼として使われる非常に硬い鋼である。

そして、クロムを混ぜることで、表面に薄い酸化膜を貼ることができ、

鉄分が酸化し脆くなる(赤錆が出る)のを防ぐことが出来る。


そして、少し玉鋼の話に戻るが、玉鋼には隕鉄が使われたという説がある。

隕鉄 とは、隕石として降ってきた金属であり、鉄とニッケルの合金である。


そこで、これらを合わせてみると・・・

鉄、クロム、ニッケルの合金・・・「ステンレス鋼 」になる。

まさにステン(錆び)レス(否定)、錆びない金属となるのだ。


これが「ヒヒイロカネ」の正体だ!m9(`・ω・´)ビシッ


・・・と、少し結論を急いだかもしれないw

本当は中二病的に、賢者の石や古代錬金術による合金の精製など、

書きたいことはいっぱいあったんだけど、

ヒヒイロカネの出自が偽書であり、存在自体が怪しいと知った今では・・・



と、日々こんな中二的なことを考えている。

今は勾玉についてまたいろいろ調べている。

ちゃんとまとめたいな。


一生、中二病!\(^o^)/