この国はロシア、ベラルーシと国境を接しており、その軍事的緊張の度合いは高い。

リトアニアの国境の一部であるスワルキ・ギャップが攻撃されたら、リトアニアは孤立するだろう。

事実、リトアニアにとって１００キロほどの国境が封鎖されれば、バルト三国はその支配下に置かれてしまう。

https://www.youtube.com/watch?v=vx1PNOUim_Q

NHKスペシャルの一部、昨年のもの。この地の緊張感を伝える。国防を考える若者たちとは。

この国境はリトアニアの反対側のポーランドの街の名前をとり、スヴァウキ・ギャップ　Suwalki gapとも言う。

スヴァウキ・ギャップにはスヴァルキ・g、スヴァウキ回廊とも、表記揺れがある。

リトアニアはロシアやその同盟国であるベラルーシと国境を接しており、国防上は危険な場所である。

ウクライナ戦争を見る限り、将来、ロシアなどがバルト三国を侵略する可能性も、絵空事とは言えない。バルト三国はかつてはソ連の領土であり、ソ連＝ロシアはこの地を良く知っている、と言って過言ではあるまい。リトアニアは人口300万人弱、バルト三国合わせて、面積は日本の半分ほど、人口は２０分の１の600万人である。大国ロシアにとっては、人口4400万人のウクライナに攻め込むよりも楽に、バルト三国を侵略するにちがいない。

スワルキ・ギャップ リトアニアに危機が迫る

スワルキ・ギャップ　リトアニアに危機が迫る　