若き日々を共に駆け抜けてきた同僚が
 
今年も亡くなった。
 
 
 
 
 
まだ50過ぎ
 
 
 
 
 
お互い随分と無理をしてきたからな、
気付いた時には手遅れだったのだろう
 
 
 
 
 
ラグビー部出身で明るいだけの彼とは
意見が合わないことも多かったし、
随分とバカにしたことも多かったと思う。
 
 
 
 
 
ホントに申し訳ない💦
 
 
 
 
 
ある日の仕事帰り、駅のホームで
随分と落ち込む彼の姿を見つけた
 
 
 
 
 
いっちょカラかってやるかと
そっと彼に近づき声をかけた
 
 
 
『落ち込んむなんて珍しいじゃない?』
 
 
 
彼は落ち込んだまま こう答えた
 
 
 
 
『仕事が何もかも上手く行かなくて...
 でも社内では皆を元気付けるために
 僕は笑顔でいなきゃいけないだろ?
 だから今ココで落ち込んでる』
 
 
 
 
理屈の通らない話をする彼が
心底嫌いだったけども
あの日から彼の笑顔が好きになった
 
 
 
 
 

彼とは数年前、契約書の内容で口論になり

そのままとなってしまっていたが

それが最後になろうとは思ってもいなかった
 
 
 
 
 
その件について謝るつもりはないけども
最後に伝えたいことがある
 
 
 
 






 
僕はキミの笑顔が好きだった
 
 
 
 
 
皆に『バカなんじゃない?』と言われても
決して止めようとしなかったキミの笑顔が。
 
 
 
 
おつかれさま
 
そして
 
ありがとう
 
 
 
 
 
また いつか共に
草原を駆け抜ける日を夢見て。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『キミの笑顔が好きだった』
 
2023.12.16 @TommyFebruary