今日1月29日はビスの誕生日. 家に行ったところ、ハムカツも来ていたので、一緒にお祝いしました. ヤマドリヤシをプレゼントしたら、お礼にアナナスを貰いました. 写真は「ボクもまた1つ 大人への階段をのぼっちゃったなぁ、ペンペン」とビスが言っているところです. 掲示板にはビスへのメッセージが書いてありましたが、書いた人は不明です. ゴンザレスという新しい住民がやってきました. 声が好きになれないかも. この映画を見て感動しない人なんているのだろうか? そう思えるほど純粋で無垢な愛が実感できる映画でした. お金があるから幸せではなく、誰かのために心底頑張れることが一番の幸せなんだと思い出させてくれる、これはアカデミー外国語映画賞にノミネートも納得の傑作です. 買い物の途中に修理してもらった妹の靴を失くした少年アリ. 妹の靴を拾ったのは自分よりも貧しい生活をしている少女. 「返して」とも言えない子供心に、親にも事情を説明できないので一足の靴を共有する兄妹. まずこのアリ少年がいいんですよね. 聞けば泣き顔がいいということでオーディションに受かったそうですが、そんな監督もどういう基準で審査してんねん!?という思いも、実際に映画を見ればアリの泣くシーンがいかに重要かが分かってくるんですよね. 自分のミスで失くしてしまった妹の靴. 自分への不甲斐なさと何ともできない虚しさ. そしてマラソン大会の3等入賞に賭けるしかない一縷の希望. その全てがこの泣き顔を見るたびに心に響いてくるんです. ですから1位でもなく2位でもなく、3等でなければもらえない賞品の運動靴のため、先生に頼み込んでマラソン大会にアリが参加するくだりも不思議と自然に応援したくなること. 多分それは自分があんなことされたら嫌だと思えるからこそ出来る他人への思いやりがしっかりと描かれているからなんでしょう. ナイキ Free Run 貧しさや心が傷つくなどの痛みを知った人間にしかできない他人への思いやり. 豊かな生活ばかりをしている人には決してできないことは、最近の統計で幼い時から毎年のように海外旅行に出かけている日本の児童は電車で席を譲るなどの社会的弱者に対する配慮ある行動ができていないという結果からも垣間見ることが出来るような気がします. zierysysfa 自分だけが幸せになればいいのではなく、みんなが幸せになればいい. 大人になればそれを実現することは不可能に近いことと分かってしまいますが、それでも子供の頃のようにそう思える気持ちを行動として具現化することが「他人への思いやり」なんでしょうね. 幼い時なら誰もが抱いていた純粋な想い. これを思い出して、改めて自らの人生を考え直したくなる素晴らしい映画でした. 深夜らじお@の映画館 は純粋な気持ちを取り戻したいです.