今回はGMの上田電鉄1000系シリーズより、ラッピングを施された自然と友だち2号です。

 

パッケージ

パッケージは2両ビデオケースです。

 

商品情報

・品番:50706

・1号車:クハ1103(M)

   2号車:デハ1003の2両セット

・車番印刷済み

・ライトユニット搭載

・ユーザー取り付けパーツ、ステッカーが付属。

・コアレス動力使用

・1箱17380円

・2022年5月発売

 

実車情報

東急池上線・多摩川線で使用された1000系のうち1014、15、16、18Fの4編成から中間車を抜き、運賃箱や表示機、2パンタ化などの改造が施され活躍しています。

この1003Fは1014Fを改造した車両で、2008年より運用を開始しました。

運用開始と同時に車体にラッピングが施され、自然と友だち2号として2024年現在も運用されています。

 

レビュー

〇1号車 別所温泉寄り先頭車 クハ1103(M)

クハ1103

別所温泉寄りの先頭車です。元は東急クハ1014号車になります。

各ドアが青・黄・赤に、車体下半分が画家の原田泰治先生が描いたイラストのラッピングが施されています。

 

 

正面

ワンマン、行先方向幕、運行番号(編成番号)はステッカー選択式。近年、海外観光客向けに英字入りのワンマン幕に交換されたため、付属のステッカーも英字入りのものが付属します。

英字なしも付属しているので登場当初の姿にすることも可能です。

ライトユニットは電球色のLEDが使用されています。

窓下と貫通扉部のラッピング、窓周りのHゴムと方向幕周りの黒ぶちはインクジェット印刷表現となっています。

 

 

側面

車番と車紋が印刷されています。ドア、イラストのラッピング部分、出入口案内はインクジェット印刷で表現されています。

ドア窓の乗車案内、優先席表示、側面方向幕はステッカーを使用。

動力車に設定されていて、床下機器はSIVやCPが取り付けられています。

 

 

妻面

妻面は貫通扉なし。ドアコック、銘版類、昇降ステップがモールド表現されています。

 

屋根

無線アンテナはユーザー取り付け品となります。通常の1000系と同じものが使用されています。

 

〇2号車  上田寄り先頭車 デハ1003

 

デハ1003

2号車のデハ1003です。元はデハ1314号車として使用されていました。

譲渡の際、クハ1003と同じ改造が施されパンタグラフが運転台側に1基増設されました。

 

正面

表記類はクハ1103と同じ。貫通扉のイラストが花からちょうちょに変わっています。スカートのホースとジャンパ栓の位置がクハ1103と逆転しているものが取り付けられています。

 

 

側面

床下機器はVVVFインバーター類が取り付けられています。

 

妻面

妻面は貫通扉が取り付けられ、貫通扉両脇、向かって左側の外板横にそれぞれパンタ用の配管が引かれています。

 

屋根

1本ホーンのPT71Cパンタグラフが2基取り付けられています。アンテナ、ヒューズ箱はユーザー取り付けパーツです。

増設運転台側から既設パンタグラフまでの高圧線用の配管がクーラー両脇に新たにひかれています。

 

パンタ周り

配管モールドが細かく、配管オサエや配管から先のパンタやヒューズ箱に入る配線を表現するために配管より一回り細いモールドで表現されています。

 

1編成導入

上田電鉄1000系シリーズとして購入。上田電鉄1000系は赤帯とまるまどりーむ号は何度か再販がありましたが、自然と友だち2号は2022年に初製品化となりました。

正面と車端が白系統のラッピングになっている自然と友だち1号は2024年に製品化されたので、どこかで入手できるといいな~と思っています。