今回はマイクロの205系500番台です。
パッケージ
相模線所属の205系のうち、線路設備モニタリング装置(軌道材料用)を搭載したR12編成がモデルとなります。
商品情報
・品番:A-8764
・1号車:クハ205-512
2号車:モハ205-512(M)
3号車:モハ204-512
4号車:クハ204-512(モニタリング装置)の4両セット
・優先席以外の表記は印刷済み
・ライトユニット搭載(モニタリング装置も点灯)
・ステッカーが付属
・1箱23100円
・2022年9月発売
実車情報
相模線電化時に製造された車両で1991年に登場しました。他の205系と違い前面形状の変更、スカートの設置、半自動ドア機能追加などの仕様変更が行われ500番台として区分されました。
後に半自動ドアSWやドアチャイムの増設、パンタグラフのシングルアーム化が行われ晩年はR11編成とR12編成にモニタリング装置を搭載し、後継のE131系500番台に置き換えられ2022年まで活躍しました。
レビュー
〇1号車 茅ヶ崎寄り先頭車 クハ205-512
クハ205-512
茅ヶ崎寄り先頭車のクハ205-512です。500番台は前面形状が変更され、スカートが新造時より設置されているのが特徴的。
正面
0番台と異なり周囲の額縁のような枠を廃止し、車掌台の窓を下方に拡大、それに合わせてブラックフェイス部をライトユニットまで延長したオリジナルの前面になります。
前照灯と尾灯は角型・横向き配置のユニットとなり晩年に白色LED化され、製品でも白色LEDとなります。
前面帯が運転台側より入って車掌台側で下向きに曲がる帯もきれいに塗装されています。
側面
車番、ロゴ、ドアSW等の表記類が印刷済み。帯は窓下に入り、窓上の帯は廃止されています。
JRロゴが緑色になっているのが特徴的。外板の表面仕上げの違いを再現するために窓周り・ドアと窓上・窓下で異なる銀色で塗装されており、とてもきれいに塗装されていて見た目がGOODです。
妻面
ドア点検蓋、銘版部分がモールドで表現されています。幌パーツが別パーツ化されて取り付けられています。
屋根
無線アンテナは、ベンチレーター、信号炎管、クーラーは別パーツ。クーラーもギラっとしている銀色がまたいいですね。
〇2号車 モハ205-512(M)
モハ205-512(M)
2号車のモハ205-512です。製品では動力ユニットを搭載しています。
パンタグラフがシングルアーム化された姿になります。
妻面(茅ヶ崎寄り)
茅ヶ崎寄り妻面はドア点検蓋のみとなります。
側面
ドア横に主電動機冷却用のルーバーがモールド表現されています。
床下機器は主制御器や主抵抗器などの主回路装置が取り付けられています。車輪は黒染め車輪が使用されています。
妻面(橋本寄り)
橋本寄りはパンタ配管、銘版、昇降用ステップがモールドで表現されています。
屋根
ベンチレーター、避雷器、クーラーが別パーツ。
パンタ周り
パンタ配管の取り付け台や鍵外し部が細かく表現されていてGOOD。
〇3号車 モハ204-512
モハ204-512
3号車のモハ204-512です。
妻面(茅ヶ崎寄り)
茅ヶ崎寄り妻面はドア点検蓋と昇降用ステップがモールドで表現されています。
側面
モハ205同様にドア横にルーバーがモールド表現されています。
弱冷房車に設定されているため、ドア上に弱冷房車表記が印刷されています。
床下機器はSIVやCPなどの補助機器類が搭載されています。
妻面(橋本寄り)
橋本寄りは銘版、点検蓋がモールドで表現されています。
屋根
ベンチレーター、避雷器、クーラーが別パーツとなります。
〇4号車 橋本寄り先頭車 クハ204-512
クハ204-512
橋本寄り先頭車のクハ204-512です。線路モニタリング装置が新たに設置された姿となります。
前面
クハ205-512と基本的に同じ。スカートの取り付け足の向きが異なります。行先方向幕、路線幕も点灯するようになっています。
側面
床下にはタンクや小型の機器箱が取り付けられ、灰色のモニタリング装置と茅ヶ崎寄りの台車付近にアンテナが設置されている姿を的確に表現しています。
モニタリング装置類
アンテナは二つ、モニタリング装置は側面側の蓋は取っ手がモールド表現で内側は印刷表現となっています。見えにくい部分も細かく表現しているのがマイクロエースのいいところ。
モニタリング装置は赤色、白色LEDがそれぞれ点灯します。
妻面(茅ヶ崎寄り)
茅ヶ崎寄りは銘版、ドア点検蓋がモールドで表現されています。
屋根はクハ205と同じなので割愛。
1編成導入
相模線のE131系を購入したことをきっかけに集めだした相模線シリーズ。割と安くモニタリング装置付きの500番台がGETできたのはうれしかったです。
どこか地方線区に転属すると思いましたが、転属先もE131系の投入が予定されていることもあり転属することなく解体されてしまいました。