今回はGMの上田電鉄1000系シリーズより、まるまどりーむMimaki号の1004Fです。
パッケージ
パッケージは2両ビデオケースです。
商品情報
・品番:50048
・1号車:クハ1104(M)
2号車:デハ1004の2両セット
・車番印刷済み
・ライトユニット搭載
・ユーザー取り付けパーツ、ステッカーが付属。
・コアレス動力使用
・1箱17930円
・2019年10月発売(2M式で過去に販売実績あり)
実車情報
東急池上線・多摩川線で使用された1000系のうち1014、15、16、18Fの4編成から中間車を抜き、運賃箱や表示機、2パンタ化などの改造が施され活躍しています。
この1004Fは1016Fを改造した車両で、2009年より運用を開始しました。
登場時は東急時代の赤帯でしたが、5250形(丸窓電車)をイメージしたデザインのラッピングが施された7200系7253Fが引退することとなり、1004Fがこのラッピングを受け継ぎ、まるまどりーむ号Mimaki号として活躍しています。
レビュー
〇1号車 別所温泉寄り先頭車 クハ1104(M)
クハ1104
別所温泉寄りの先頭車です。元は東急クハ1016号車になります。
上半分がクリーム、下半分が紺色のラッピングが施され、車体裾やアンチクライマー下は新糸のステンレス地となっています。
正面
ワンマン、行先方向幕、運行番号(編成番号)はステッカー選択式。
ライトユニットは電球色のLEDが使用されています。
昇降ステップ、窓下の手すり、アンチクライマー下は銀で塗装されており、ワイパーは印刷済み。
通常の1000系と異なり窓柱と方向幕周りが隣同士つながるように黒く塗られていません。
この手のラッピングの時はこっちの方が似合ってていいかもしれませんね
側面
車番と車紋が印刷されています。ドア、出入口案内、優先席表示、側面方向幕はステッカーを使用します。優先席は車端ではなく運転台側の座席に設置されるのが上田電鉄の特徴。5250形電車をイメージして一部窓部分が丸くくりぬかれたラッピングが貼り付けられました。窓下にはこのラッピングを施した地元企業・ミマキエンジニアリング(産業用大型インクジェットプリンターやカッティングプロッターなどを製造・販売されている企業だそうです)のロゴが入っています。
動力車に設定されていて、床下機器はSIVやCPが取り付けられています。
妻面
妻面は貫通扉なし。ドアコック、銘版類、昇降ステップがモールド表現されています。
ラッピングは妻面にも回ります。
屋根
無線アンテナはユーザー取り付け品となります。通常の1000系と同じものが使用されています。
〇2号車 上田寄り先頭車 デハ1004
デハ1004
2号車のデハ1004です。元はデハ1316号車として使用されていました。
譲渡の際、クハ1004と同じ改造が施されパンタグラフが運転台側に1基増設されました。
正面
表記類はクハ1104と同じ。
スカートのホースとジャンパ栓の位置がクハ1103と逆転しているものが取り付けられています。
側面
床下機器はVVVFインバーター類が取り付けられています。
丸窓ラッピング
1000系は度のラッピングを施されても似合いますね。
妻面
妻面は貫通扉が取り付けられ、貫通扉両脇、向かって左側の外板横にそれぞれパンタ用の配管が引かれています。クハ1004と同様、ちょっと配管の塗装が甘め。
屋根
1本ホーンのPT71Cパンタグラフが2基取り付けられています。アンテナ、ヒューズ箱はユーザー取り付けパーツです。
増設運転台側から既設パンタグラフまでの高圧線用の配管がクーラー両脇に新たにひかれています。
パンタ周り
配管モールドが細かく、配管オサエや配管から先のパンタやヒューズ箱に入る配線を表現するために配管より一回り細いモールドで表現されています。
1編成導入
上田電鉄1000系シリーズとして購入。れいんどりーむはGETしたので、残すは自然と友だち1号をどこかで入手するのみ。
内装も木目調のステッカーが貼られていて落ち着いた感じの車両になっています。