今回は秩父鉄道7000系です。
パッケージ
2009年に東急より改造・譲渡された車両で製品は2010年に発売されました。
パッケージは7000系に使用された緑→黄色のグラデーション帯が印刷されています。
商品情報
・2010年4月発売
・1箱2700円+税(当時)
・デハ7001-サハ7101-デハ7201の3両セット
・動力化用台車枠、展示用線路、ステッカー、ユーザー取り付けパーツが付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-08 20m級動力ユニットA(現在はTM-08R)
・走行パーツ TT-03(現在はTT-03R)
・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16
実車情報
2009年に運用を開始した3両編成の電車で、東急8500系を3両化してワンマン装置、半自動ドア回路を搭載しています。
8609Fのうちデハ8609-サハ8950-デハ8509を改造したこの7001編成とデハ8809-サハ8926-デハ8709の中間車に運転台を設置する改造を受けた7002編成の計2編成が投入されました。
これ以降の編成は種車が8090系となったため、7500・7800系として増備されました。
レビュー
〇羽生寄り先頭車 デハ7001
デハ7001
羽生寄りの先頭車デハ7001です。パンタ付きの制御電動車で元は8609Fのデハ8509より改造されました。帯は逆三角形で緑→黄色のグラデーション帯となりさわやかな見た目となりました。
正面
行先表示機(三峰口)、種別(各停)、車両番号(7001)は印刷済み。
運転台窓の貫通扉よりと貫通扉の窓周りに黒いステッカーが貼られ、9000系のように連続しているように見える風にされました。
運転台下部にはホームセンサーが設置されているので模型でもモールドで表現されています。
スカート、連結器はグレー成型になっています。
側面
側面は東急時代と同じ帯なしで大きな外観の変化はなく、半自動ドアSWがドア脇に追加されました。
行先表示機、車番、号車番号、車紋、半自動ドアSEが印刷済みとなります。
表記類
ドアSWはSW部、表示部と細かく印刷されています。車紋は枠なしで印刷されています。実車が東急時代と同じくプレート式になっているので枠があったらリアルになってよかったかもしれませんね。
妻面
配管、ドアコック、昇降ステップがモールドで表現されています。
屋根
アンテナ、ヒューズ箱、クーラーは別パーツ。屋根上にはランボードが一体成型されています。
○中間車 サハ7101
サハ7101
中間車のサハ7101です。東急時代は8609Fのサハ8950です。半自動ドアSW、車内表示機、両端の貫通路に貫通扉が増設されました。
初期型の軽量車体で屋根の形状がほかの車両と異なるのが特徴です。
妻面(羽生寄り)
東急時代は3号車に連結されていたため、妻面に誘導無線アンテナが取り付けられていた名残で昇降用ステップは窓部にかかるはしごタイプになっています。
雨どいも上下が外側にあって途中から内側に寄るのは誘導無線アンテナがあったため。
側面
車番、行先表示機、号車表記、車紋、半自動ドアSWに加えて羽生寄りには車いすスペースステッカーが印刷されています。
ちょっと大きすぎな感じがします…
床下機器はSIV関係機器が取り付けられています。GM製よりこっちの方が似ています。
妻面(三峰口寄り)
三峰口よりはドアコック、銘版なし。軽量車体なので屋根肩の角度が変わっていて天井部は角度が緩く、肩部は角度がきつめになっています。
屋根
クーラーは別パーツ。
軽量車体なのでランボードはありません。
○三峰口寄り先頭車 デハ7201
デハ7201
三峰口寄り先頭車デハ7201です。東急時代はデハ8609でパンタグラフが増設されました。
正面
デハ7001とほぼ同じになります。
側面
床下にはCP、バッテリー系のパーツが取り付けられています。
妻面
妻面はドアコックと昇降ステップがモールド表現されています。
パンタグラフを増設したためパンタ配管が追加され、追加に伴って銘版も移設されたところも表現できていてGOODです。
屋根
パンタ離線対策のため妻面にパンタグラフを1基増設。それに伴いクーラーが1基撤去されているため冷房能力はダウンしています。
東急8000系列の譲渡車でパンタ増設を行った車両は大体こんな感じになります。
増設パンタ部
ヒューズ箱は1個取り付け。避雷器とパンタ配管はモールド表現となります。
1編成導入
GMやCPから長電8500系、伊豆急8000系と発売されましたが秩父鉄道は発売されず。
完成品になっているのはこの鉄コレのみとなります。
中間車より改造された7002Fを作るときはあまぎモデリングイデアから出ている前面板パーツを使用して改造すると作れるので今度やってみたいと思います。