今回はCPキットのクモハ11-400とクハ16-400を組みました。

 

クモハ11-400

クモハ11形400番台です。片運転台・17m級3扉・ロングシートの車両です。

クモハ11(モハ11)形は片運転台の17m級3扉・ロングシートのモハ30・31・33・50形を1953年の車両形式称号規定改正により一つのグループにまとめた車両になります。

モハ50形(国鉄50系)から改番された車両は400番台となりました。

 

正面

車掌台側は木枠の窓サッシがあり、車体中心部に貫通扉が設置され、両端にはパンタ配管がひかれています。

運転台直上には通風孔が設置されています。

貫通扉下側には別パーツでサボ受を取り付けることができるようになっています。

今回は連結を考慮して正面はボディマウントTNカプラーを取り付けました。

 

側面

窓Hゴムはタミヤのスカイグレイを塗りました。

車番は手持ちのGM製車番インレタを使用。運転台が全室タイプか半室タイプかで写真上側(運転台側)の側面板は運転台直後の窓枠パーツを、写真下側(車掌台側)の側面板は半室タイプになっているので全室にする場合は運転台寄りの客用扉から運転台側を切り取って専用側面板を切り継ぐことで作り分けるようになっています。

床下機器はリニューアル品になっており、一部組み替えることで実車に近づける加工方法が説明書に記載されています。

台車はピン止め台車のDT10を使用します。

 

妻面

妻面は幌枠、銘版ありとなります。貫通扉下部にわたり板パーツをつけるのですが、すっかり忘れていました。

また、カプラーポケットが干渉しやすいようで、説明書には妻板の加工方法も乗っています。

カプラーはKATOカプラーに交換しています。

 

屋根

ヘッドライト、避雷器、ベンチレーター、ランボード、両端部のステップは別パーツになります。

ランボードやステップは屋根板とパーツ側にそれぞれガイドがあるので位置決めはとても簡単です。

ランボードは穴付きのパンタ台部分が一緒に成型されており、接着後にその穴をあけるとTOMIX製の4つ足のパンタグラフを取り付けることができます。今回はPS13を取り付けました。

 

クハ16-400

クハ16形400番台です。片運転台・17m級3扉・ロングシートの車両です。

クモハ11形同様に31系クハ38形0番台・モハ30を電装解除したクハ38形50番台・50系モハ50を電装解除したクハ65形などをひとまとめにしたグループの車両です。

クハ65より改番された車両は400番台とされました。

 

正面

こちらは配管なしの前面板になります。連結を考慮してボディマウントTNカプラーを取り付けています。

シャーシにポン付けできますが、若干前面板と干渉するためカプラー側のジャンパ栓受をカットするとうまく収まります。

 

側面

こちらの床下機器は長さを短縮しただけとなります。

キット付属の床下機器は20m用のものになりますので、クモハ11同様長さを詰める必要があります。台車はDT10を使用。

側面板が共用部品になっていてクハ16を作るときは写真上側(運転台側)の運転台~運転台寄りの客用扉部をカットして乗務員扉脇に屋根上昇降用のステップがない側面板を切り継ぎます。全室・半室運転台にする加工方法はクモハ11と同じ。

 

妻面

妻面はクモハ11と同じ。

 

1編成製作

80系とDD13を使用した準急白浜(GMより今度発売される製品)を再現するべく必要なクハ16を作るために購入したこのキット。

実際の運用では電化区間は80系をそのまま走らせ、房総地区の非電化区間(当時)に入線させる際にサービス用電源を供給させるためにクハ16の室内にディーゼル発電機を搭載して牽引機関車のDD13と80系の間に連結して使用されました。

80系はGMキットで作ったものがありますし、DD13も入手できたので今回製作しました。

非常に組みやすくディティールも良いキットでした。鶴見線や南武線でも使用されたとのことなので、手持ちの旧型国電と組み合わせられるのも良いポイントですね。