今回はKATOより発売されているキハ30系シリーズより、キハ35首都圏色です。

パッケージ

1両ずつ販売されている商品のため、1両用クリアケースに封入されています。

時折再販されていて、キハ30や36の一般色とともにキハ35-900番台も登場しています。

商品情報

・品番:6074-2

・キハ35(M)の1両セット

・車番印刷済み

・ライトユニット搭載

・ユーザー取り付けパーツが付属。

・1箱5610円

・2009年11月発売(再生産)

 

実車情報

キハ35系気動車グループの中の1つで、1961年より製造されたトイレつき、片運転台車両の通勤型気動車です。キハ35、キハ36、キハ30形と連結して2両編成を基本として運用に合わせて連結車両数を増やしたり、他の系列の車両と混結して使用されていました。

国鉄101系の基本構造を踏襲し、オールロングシート、切妻型の車体、1.3mの両開きの扉構造を取り入れた通勤型車両となりました。

投入線区の路線事情に合うように設計されており、低いホームに合わせるため昇降用ステップを車体側に設けたため、ベースとなった101系のように戸袋式のドア構造を設置するには車体強度的に不可能であったため外吊り式の扉が採用されました。

 

レビュー

〇キハ35(M)

キハ35

KATOより製品化されているキハ35は0番台、前面強化板取り付け後の姿となります。

JRで使用されたのち、関東鉄道や水島臨海鉄道など数社に譲渡されました。

関東鉄道では映画パッチギ撮影用に昔の京浜東北線車両として使用するため、スカイブルーに塗装変更された車両もありました。

 

正面

ヘッドライトは2灯シールドビーム、前面強化板取り付け後の姿になります。

Hゴムはグレーで塗装済み。右下のジャンパ栓はユーザー取り付けパーツで栓受のみと線つきのものがそれぞれ付属しています。

幌パーツは取り付け済みで、行先方向幕は普通表示になります。

 

カプラー部

胴受内側に板バネが入り、元の位置に復帰するようになっています。

交換用部品でアーノルドカプラーが付属しています。

 

側面

車番と表記が印刷されています。所属表記は高タカ一(高崎第一機関区※高は旧字体)の表記となります。

ドア窓のHゴム、戸当たりゴムがグレーで塗装されています。窓サッシは印刷済み。

キハ30同様ステップの分ドアが縦に長くなり、車両限界に接触しないように下側が一段薄くなっています。

車端のトイレ窓はすりガラスパーツになっています。

 

妻面

こちらには銘版、点検蓋、ジャンパ線、ステップ類がモールド表現されています。ホロパーツは取り付け済みとなります。

 

屋根

ユーザー取り付け部品はなし。モデルが0番台のため、ベンチレーターは丸形のものが取り付けられています。

信号炎管、排気管はモールド表現されています。

 

1両導入

キハ35-900を入手した際、連結するためにキハ30とともに購入したこの車両。

まだまだ数が増えていきそうな感じです。八高線として使用するにはキハ36や改造名義で登場したキハ38形も欲しくなってきてしまいますね。