今回はリニューアルして発売された、HGUC シャア専用ザクⅡです。

 

パッケージ

2002年に発売されたHGUCシャア専用ザクⅡを各部のデザインの見直しや可動域の改良などを施したリニューアル製品です。

 

Aランナー

多色成型ランナーで胴体や胸のあずき色、ひざや靴の黒色、動力パイプなどが成型されているランナーです。

 

Bランナー

B1、B2ランナーは頭部、腕部、脚部などのシャアピンク色の部品となります。

 

Cランナー

主に関節部やハンドパーツなどの黒色で成形されています

 

D、Eランナー

Dランナーはスカートパーツとなります。Aランナーについているスカートと異なりアクションポーズをとりやすくするため、軟質樹脂パーツで成形されています。

Eランナーは主に武装になります。

 

〇胴体(18パーツ)

胴体

あずき色のボディに中央部はコクピットハッチ、腹部の両側から背面のランドセルにかけて動力パイプが回ります。

モールドも少なめでアニメ版のようなシンプルなデザインになっていますね。

 

〇頭部(6パーツ)

頭部

頭部は6パーツ構成となります。

モノアイはステッカー表現となり、あごの下のつまみを操作することで左右に稼働させることができます。

アンテナがちょっとはめにくかったですねぇ。あと動力パイプを切り出すときにうっかり真ん中の細い部分も切りそうになってしまいました。

 

〇両腕部(各10パーツ)

両腕部

手首を接続する部分(腕部先端)が角度がつけられていて、ここもボールジョイント接続で回転させることができるので自然な角度で武器を持たせることができるようになりました。

 

〇右肩部(10パーツ)

〇左肩部(12パーツ)

肩部

腕側は軸接続でシールドも軸接続ですが、角度によってシールドを跳ね上げたり回転させることができるようになっています。スパイクアーマーはボールジョイント接続になります。

 

〇つま先(3パーツ×2組)

つま先

ザク系列特有の丸い熱い靴底の脚です。関節部は前に倒すことが可能。

つま先側の丸い穴は脚部パーツ組み立て時に出るカバーを差し込むようになります

 

〇脚部(各20パーツ)

脚部

ジオン系MS特有の丸みのある脚部です。

側面から動力パイプが出ており、太ももとふくらはぎに接続されています。

 

〇腰部(6パーツ)※アクション用の軟質樹脂スカートを使用しています。

腰部

腰はボールジョイント接続となり、旧キットと異なり腰も開店するようになりました。

通常パーツ

通常パーツは一体になっている樹脂パーツをこの写真のパーツと交換します。

軟質樹脂パーツにはありませんが、通常パーツには武装取付穴があり、側面にヒートホークやザクマシンガンの予備マガジンを取り付けることが出きるようになっています。

お好みのほうで取り付けるといいと思います。

 

〇ハイパービームライフル(4パーツ+拳3パーツ)

武装類

上から120㎜マシンガン(ザクマシンガン・パーツ数6)、280㎜バズーカ(ザクバズーカ・パーツ数7)、ヒートホーク・ザクマシンガンの予備マガジン・交換用手首パーツです。

武装は旧製品と内容は同じで、ディティールがよくなり、グリップに保持用のピンが追加されました。また、射撃用のハンドパーツは両手分付属しており、武器の2丁もちも可能となっています。

 

MS-06S シャア専用ザクⅡ

機動戦士ガンダムにて登場したジオン公国軍所属のMS。通常タイプのF型をベースに指揮官用としてブレードアンテナの増設やスラスター容量の増大などの各部改修を受けています。

S型でも一番有名なのはこのシャア専用ザクで、さらにスラスター容量を上げ高速で戦闘を行える機体となっています。

アニメではサイド7強襲から北米大陸でのガルマ誅殺まで使用され、その後は不明となった機体(シャアはガルマ誅殺の責任を取らされ異動し、ジャブロー編でシャア専用ズゴックに乗って再登場した)。

ガンダムの性能に驚きつつ何度も戦闘を行い破壊されることがありませんでした。

 

側面

右肩にシールド、左肩にスパイクアーマーが取り付けられています。

ジオン公国のパイロットはこちらのほうが取り回しがいいそうで、旧ザクの時代(旧ザクは右肩にシールドなし)から踏襲されています。

近年のオリジン版の設定も少し反映されてか、シールドにも武装取付用のラッチが追加されていますが、今回のシャアザクには取り付けるものがありません。

 

背面

バックパックにはバーニアが2基、上部に小さいバーニアが2基。左右には動力パイプが回ってきています。腰の上部にあるラッチはバズーカ取付用のラッチになります。

脚部にも余計なモールドがなくてすっきりしています。昔のMGだとS型はここにも小型のバーニアみたいなものがついていたような気もします…

 

肩の可動

肩は写真のように手前に引き出すことが可能です。タックルポーズがとりやすくなっています。

 

腕部の可動

左腕のようにひじは90度曲がります。また、右腕のような向きでも関節は角度をつけることができます。

 

肩の可動

シールドはこの向きにすれば90度横まで腕を上げることができます。

 

手首

腕部自体が曲線を描いた構造になっているため、武器を持たせにくかったり不自然な見た目になりがちでしたが、こも丸の部分の角度がついたパーツもボールジョイント構造で回転させられるので武器を持たせたりポーズをつける際に自然な見た目にすることができるようになっています。

ただ、やりすぎるとボールが削れて甘くなってしまうかもです。

 

腰の可動

旧キットは正面側の動力パイプ接続部がフロントスカートの真ん中の部分と一体成型で腰が回せませんでいたが、リバイブ版では設計が見直されて胴体側に移動したためぐるぐる回せるようになりました。

ポーズがとりやすくなったのはとてもうれしいですね。

 

脚部の可動

ひざは大体90度、開脚は真横まで行うことができます。

 

120㎜マシンガン(ザクマシンガン)

手首の可動、肩の引き出し構造、フォアグリップ可動で干渉することなく持たせることができます。

 

ヒートホーク

ヒートホークは昔よりましですが、まだすっぽ抜けることがあります。

 

280㎜バズーカ(ザクバズーカ)

ザクバズーカはグリップが可動するのでこちらも自然な形で持たせることができます。地味に左手用の射撃武器ハンドパーツがつくのはうれしい。

 

ポーズ

シャアザクといえばシャアキック。結構自然に取れるので結構いいキットだと思います。

量産型も2機ぐらいほしくなってしまいますねぇ。