今回はKATOのE231系0番台(常磐線色・旧ロッド)です。

 

パッケージ(6両基本セット)

パッケージ(4両増結セット)

103系の置き換え目的で登場したE231系0番台の常磐線色。今回は旧ロッドの基本と増結セットになります。

6両基本セット(品番:10-551)と5両付属編成セット(品番10-553)はブックケース(大)、4両増結セット(品番:10-552)はブックケース(小)に入っています。

2016年より新ロッドで上野東京ライン仕様として発売されたため、この旧ロッドは生産休止となりました。6両基本セットは1、6、7、8、9、10号車が、4両増結セットは2、3、4、5号車が入っています。

 

商品情報(6両基本セット)

・品番:10-551 

・クハE230-51

 サハE231-148

 モハE230-97

 モハE231-97(M)

 サハE231‐147

 クハE231-51の6両セット

・取手寄りの先頭車クハE231-51の運転台側には増結用に伸縮密連型カプラー(ボディマウント式)が取り付け済み。

・ライトユニット搭載

・車番印刷済み(マト105編成)

・列車無線・信号炎管、行き先ステッカーが付属

・1箱16700円

・2008年月2発売

 

商品情報(4両増結セット)

・品番:10-552 

・モハE230-98

 モハE231-98

 サハE231-150

 サハE231‐149の4両セット

・車番印刷済み(マト105編成)

・1箱7590円

・2008年月2発売

 

実車情報

E231系の通勤型として2001年より松戸車両センターに配備、運用が開始されました。

10両と5両編成があり、常磐快速線の上野~取手、成田線の我孫子~成田間で活躍しています。

2015年から上野東京ラインが開業したため、東京を越えて品川まで顔を出すようになりました。

 

レビュー

〇1号車 品川・上野寄り先頭車 クハE230-51 

クハE230-51

品川・上野寄り先頭車 クハE230-51です。基本編成の上野寄り先頭車は運用上増解結を行わないため電気連結器は設置されていません。

先に登場した総武線色の0番台と異なり、顔周りのFRPは白色で塗装されています。個人的には白塗りの方が見た目がはっきりするので好きです。

 

正面

帯色は常磐線の103系と同じエメラルドグリーン+黄緑の2色帯が使用されています。

落成時はエメラルドグリーン単色の帯で試運転を行い、営業開始時には2色帯となりました。

各駅停車用に登場した209系1000番台や取手から先まで走るE501系と見分けをつけるためにこのようになったのかもしれませんね。

ライトは点灯。スカートは交換後の物となり、電気連結器なしのため間口は狭いタイプとなります。

 

側面

帯は正面から側面に回ります。

車体の銀も窓周りとドアのダルフィニッシュ部と窓上と窓下のヘアライン仕上げ部で色合いが変えられています。ドア枠も塗り分けられています。

車番、JRマーク、号車表記、車イススペースステッカーは印刷済み。車外スピーカーは準備工事(蓋がされている)となっていてその部分のみ帯が切れるようになっています。

 

妻面

妻面は貫通扉なし、製造銘版つきとなります。連結面側のカプラーはボディマウント式のKATOカプラーになります。

 

屋根

ラジオアンテナ、クーラーパーツは別パーツになっています。列車無線アンテナ、信号炎管はユーザー取り付けパーツとなります。

 

運転台近辺

スカートの足は黒く塗った方が見栄えはいいかもしれませんね。

 

〇6号車  サハE231-148

サハE231-148

6号車のサハE231-148です。E231系はMT比が2:3になっているものが多く、10両編成中両先頭を含むむ動力車が6両組み込まれています。

常磐線の0番台はサハE231が編成中に4両組み込まれています。

 

妻面(上野寄り)

上野寄りの妻面です。扉なしで製造銘版と機器箱が設置されたものになっています。

 

側面

表記類は先頭車と同じ。床下機器はタンク、TIMSが取り付けられています。各車共通で台車と床下機器はダークグレーで成型されています。

窓は熱線吸収の緑色の窓となりますが、ドア窓まで緑色になっています。

 

妻面(取手寄り)

取手寄りの妻面は貫通扉なしとなります。

 

屋根

屋根はラジオアンテナとクーラーが取り付けられています。

 

○7号車 モハE230-97

モハE230-97

7号車のモハE230-97です。8号車のモハE231-97とユニットを組むM車で、SIVやCP類が取り付けられています。

 

妻面(上野寄り)

上野寄りの妻面は扉・機器箱・銘版有となっています。

各車共通で幌が別パーツとなっています。

 

側面

床下機器はCPやSIVが取り付けられています。

 

妻面(取手寄り)

取手寄りの妻面は扉なし、配管がなしになります。

 

屋根

屋根はサハE231と同じ。

 

○8号車 モハE231-97(M)

モハE231-97(M)

13号車のモハE231-97です。製品では動力ユニットが取り付けられています。

8号車のモハE230-97とユニットを組むM車で、VVVFインバーターや断流器などの主回路系機器が取り付けられています。

 

妻面(取手寄り)

我孫子寄りの妻面は扉なし、配管・昇降用手すり・機器箱・銘版有となっています。

 

側面

床下機器は主回路関係の部品が取り付けられています。弱冷房車に指定されているため、弱冷房車表記が印刷済みとなっています。

 

妻面(上野寄り)

上野寄りの妻面は扉あり、配管がなしになります。

 

屋根

屋根はPS33パンタが1基取り付けられています。クーラー、ラジオアンテナは他車同様です。

 

〇9号車 サハE231‐147

サハE231-147

9号車のサハE231-147です。

先に出たサハE231-148と同じなので割愛。

 

〇10号車 取手寄り先頭車 クハE231-51

クハE231-51

10号車のクハE231-51です。

 

正面

基本編成の取手寄り先頭車は増解結を行う運用があるため、電気連結器が取り付けられた密着連結器、それに対応した間口の広いスカートが取り付けられています。

写真はカプラー交換前の旧タイプのフック付きカプラーとなります。

先に記事にしました通り現在はASSYパーツを使ってフックレスKATOカプラーに交換しました。

 

側面

この車両も車イススペースステッカーが印刷済みとなります。

 

妻面(上野寄り)

上野寄りの妻面は扉なし、機器箱なし、銘版有となっています。

 

カプラー部

増結用のカプラーはボディマウント式の伸縮式KATOカプラー(フック付き)が取り付けられています。写真のようにベースパーツが台車側にあるとカプラーが引っ込み固定されるようになり、運転台側に引き出すとカプラーが前に出て首を振るようになります。

 

ここからは増結セット

〇2号車 モハE230-98

モハE230-98

2号車のモハE230-98です。先に紹介したモハE230-97と同じなので割愛。

 

〇3号車 モハE231-98

モハE231-98

3号車のモハE231-98です。上回りは先に紹介したモハE231-97(M)と同じ。こちらはモーター無しとなります。

 

側面

モーターがないため床下機器がすっきりした見た目のになっています。

 

〇4号車 サハE231-150

サハE231-150

 

〇5号車 サハE231-149

サハE231-149

サハ2両は先に紹介したサハE231-147・148と同じなので割愛。

 

1編成導入

常磐線シリーズとして導入しました。

先に記事化したTOMIX製のスカ色と連結できるように加工して遊びたいですね。

中古で10両購入しましたが、安くて状態が良かったのはとてもうれしかったです。

常磐線シリーズは103系(GM)、415系(KATO)、E231系(KATO・TOMIX)、E501系(TOMIX)、E531系(KATO)と揃ってきました。

残すは特急車となり、E653系やE657系を今後導入できればいいかな?