T114 鉄コレ伊賀鉄道200系201編成(忍者列車青色)セットB

今回は東急1000系譲渡車シリーズの一つ、伊賀鉄道200系201編成(忍者列車青色)です。

パッケージ

伊賀鉄道の旧型車両置き換え用に投入された200系。203F赤帯のAセットと201F忍者電車青色のBセットが同時発売されました。

一部新規パーツが製作され、先に発売された東急1000・1500系の車体を流用した製品となります。

商品情報

・2022年6月発売

・1箱5500円

・201-101の2両セット

・動力化用台車枠、アンテナが付属
メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-06R 18m級動力ユニットA※スペーサーMを使用

・走行パーツ TT-03R　　　　　

・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16(菱形・連結面側)

・パンタグラフ TOMIX 0258 PT4811N(下枠交差型・運転台側)　　

実車情報

2009年より登場した18m級3扉のオールステンレスカーで、東急線で活躍していた1000系を改造、譲渡された車両です。2両×5編成の10両が在籍しています。

伊賀線で活躍していた860系を置き換えました。ベースとなった1000系が1000形、1000N形と2種類あり、1000形をベースにした車両は中間車から改造され、運転台を設置された車両もあり、編成ごとに外観が異なる車両となります。

レビュー

〇伊賀神戸寄り先頭車モ201

モ201

伊賀神戸寄りの先頭車モ201です。東急在籍時代はデハ1311として使用されており、4＋4の増解結対応の東横線・目蒲線共通予備車として製造された1000N形車両になります。

晩年は8連固定で東横線の運用に就いていた1010Fの8号車に組み込まれていましたが、運用終了後に改造され、現在に至ります。

目力の強い忍者のイラストが車体全周に施されています。パンタグラフは運転台側に1基増設され、運賃箱の設置や他社廃車発生品のクロスシートなどを設置しています。

正面

車番(201)、ワンマン表記、行先(伊賀神戸)が印刷済み。ヘッドライトは無着色で先に発売された1000系と同じLEDタイプとなり(実車はシールドビーム)、テールライトは赤で着色されたクリアレンズパーツが取り付けられています。

実車は屋根上に上がるための昇降ステップや正面窓下に手すりが取り付けられていますが、金型の都合で手すりが省略されています。

東急時代は増解結対応の車両でしたが、こちらは連結後に編成の外側になる車両のため、非常扉が他の1000系と同じオフセット位置に設置された車両となります。

側面

車番、車外スピーカーが印刷済み。

側面行き先表示器は使用されていないため塗りつぶされています。実車は鉄板でおおわれているのでこだわる方はプラ板を1枚貼るといいと思います。

床下機器は既存製品の7700系などと変わらないタイプとなります。

表記類

乗務員室扉の手すりと窓サッシが銀色に塗られています。

連結面側(写真左)は既存の菱形パンタグラフ(製品はPG16)のままで、運転台側の増設パンタグラフは支給品の下枠交差型(製品はPT4811N)が設置されています。設置スペースの問題でこうなったのかと思いましたが、205編成はどちらも東急線で使っていた菱形パンタグラフが搭載されたのでそういう問題ではないようですね。