今回はCPブランドキットの名鉄3100系(1次車)です。
パッケージ
№10262。ク3100とモ3200の2両セット。1箱6500円+税。
未塗装一体成型ボディキットで、車体、屋根、ガラス、シャーシ類が付属します。
別途台車(№15109C・SS164)、動力(№15309C・SS164 18.5m級)、パンタ(№5808・PT71B)が必要になります。※動力、台車はGMストアーのみで販売となります。
車体
車体は未塗装一体成型品で、製造の都合で正面は新規品のおでこが広い1次車で側面が方向幕の天地寸法が大きい2次車の物を流用したタイプモデルとなります。
現在発売されている1次車の完成品は側面も天地寸法が狭い物が使用されています。
今回紹介のロッドは再販品で、方向幕の位置が修正されたモデルで車側灯と方向幕を加工する必要がなくなったそうです。
屋根
屋根は上がモ3200用で下がク3100用です。
クーラーと換気扇類の取り付け穴が開口済みですが、ク3100用のみ穴があけられていないので注意。裏側にガイドがあるので開ける位置には困りません。
3700系と共通部品のようで、穴を開ける位置を変えて岐阜向きと豊橋向きでそれぞれ使用できるようになっているそうですね。
ガラスパーツ
正面、側面、ライトユニットの物が2組付属(写真は1組)しています。
窓サッシは金色で、正面の窓ピラーは黒で塗装済み。
クーラーなど
クーラー、カプラーベース、スカート、ヒューズ箱のランナー。クーラーとヒューズ以外は使用しません。
付属機器
床下機器、ヒューズ箱類、換気扇、、ダミーカプラー、ドローバーパーツ、スカートパーツです。
再販品よりスカート、ドローバーパーツは完成品の名鉄3500系で採用されたものが流用されたので他製品と連結できるようになりました。
ペースパーツとスカートが一体になっている方が強度的に取り扱いやすくなっていいですね。岐阜向き・豊橋向きそれぞれ1個ずつ付属。
シャーシ
シャーシとウエイトは18.5m級のビス止めタイプシャーシが付属。集電パーツとライトユニットがあれば点灯化可能です。ON-OFFスイッチもついています。
台車はビス止めタイプのSS164が必要になりますが、2022年現在では入手がむずかしいため、当方ではT車セットの1850系を動力化する際に捻出したピポットタイプシャーシと台車(製品の1850系では近似のSS164台車が使用されている)とジャンクで購入した名鉄2000系の中間車より台車を流用しました。
製作中
1回塗装したときに正面と側面の継ぎ目、窓下のヒケ、方向幕を埋めた後が結構気になったので磨きました。
ク3100
豊橋寄り先頭車ク3100です。
塗装はサフを吹いた後、ボディはCPのスカーレット、スカート・カプラーはGM №9のねずみ色、台車と床下機器はGM №35のダークグレーで塗装。
側面方向幕が大きいから2次車かぁと思って製作後、HPを見たら正面は1次車で側面が2次車の流用品だという事に気づき、車番を貼り替えました。
正面
方向幕部とキセの黒はGM №10の黒で塗装。飾り帯は銀色で塗装。
方向幕はGM大判ステッカー、車番は3150系などのインレタの余り、ECBステッカーはBトレの物を使用しました。
ワイパーは銀河モデルのWアームタイプを使用しています。
おでこが少し広い1次車の特徴がつかめていますね。
側面
車番は3150系や5700系の余りを流用。行先方向幕、優先席、車イスステッカーは大判ステッカー。ベビーカーマークはレボリューション、メイテツウイングはBトレのものを使用しています。
ドアレール、くつずりは銀色で塗装しました。
妻面
妻面は配管なしでステップもないものになります。
屋根
屋根はGM №9のねずみ色で塗装し、クーラーはMr.カラーの灰色9号で塗装しました。
モ3200
岐阜寄り先頭車のモ3200です。
正面
スカートのスリットが向かって左側になりました。
側面
床下機器は名鉄3300系と同じものになります。
妻面
妻面は向かって右側に配管が引かれています。
ベースになった3500系は卵型のボディでしたが、派生した3700・3100系はストレートボディになって屋根肩と裾が絞られた車体断面になりました。
屋根
パンタ周り
ヒューズ箱と避雷器を取り付けます。ヒューズ箱は本来取り付けるパーツを紛失してしまったため、余ったものを流用しています・・・
1編成製作
名鉄シリーズで完成品を買おうと思いましたが…ちょうどいいものが見つからず、ポポンデッタでこのキットを見つけたので購入しました。
製作にあたりジャンク品を購入したりして部品を確保したり、勘違いして車番を間違えたりしてちょっとありましたが無事完成。連結相手の3500系や1700系・2200系などをどこかで集めてあげたいですね。