今回は総合車両製作所の入換車両の7200系を作っていきます。
種車
種車はおなじみの豊橋鉄道の1800系です。最近発売された上田電鉄7200系の鉄コレが発売前される前に製作を始めていたので、種車はこの中からモ1802とモ1812を使用しました。
改造種車ばかりで豊橋鉄道1800系として手元に残っていないですね…
水転写デカール
デカールははるを製作所さんの【総合車両製作所7200系移動機】を使用します。
車番、社紋プレート(無表示)、屋根のキーストンプレート、7252用の帯が収録され、1袋で3枚入っています。
屋根の改造
屋根は東急車輛に譲渡されたのちクーラー脇のランボードは撤去され、屋根材もすべて剥がされ構体のキーストンプレートがむき出しになりました。
それを再現できるようにデカールが封入されているので製品のランボードを撤去し、溝は接着剤やパテで埋めて削り、塗装します。
7252号車
7252号車は横浜向きに連結される制御電動車です。上田時代は7252Fの上田寄りに連結されていました。
引退時のまま白+紺色の帯が貼られています。塗装はサフ→スーパーファインシルバー2の順で行いました。
正面
車番、帯はデカールを貼っています。
種車にした豊橋鉄道1800系には貫通扉下にわたり板が無かったため、トレジャータウンの7200系パーツに入っているわたり板を取り付けました。
行先方向幕はちょうどいいものが無かったので白幕にしています。
カプラーはBMTN化しています。
豊橋鉄道のモ1812を種車にしているので貫通扉パーツは幌付き扉なしパーツでしたが振り替えました。
側面
側面は車番と社紋プレート(無表示)と帯を貼りました。
鉄コレ動力を取り付けて動力化しました。実車は上田時代の表記類が今でも残されていますが手持ちにないので省略。
妻面
アーノルドカプラーだと車両間がとても広くなってしまうのでTNカプラーを台車に取り付けました。
鉄コレ動力のカプラーポケットの構造上、連結時にカプラーが上に跳ね上がるのでカプラーの根元を少しカットし、上にできる隙間にプラ板を差し込んで跳ね上がらないようにしています。
屋根
屋根は先述の加工を行いました。デカールがうまく張り付かなかったのでマークセッターを使用していたら伸びてしまい、運転台側のキーストンプレートが微妙な位置になってしまいました(汗)
7254号車
7254号車は金沢文庫寄りに連結される制御電動車です。
塗装は引退時のままの銀一色です。加工は7252号車と同じ方法です。
正面
こちらもわたり板を追加しました。
同じくBMTN化しました。
側面
車番と社紋プレートを貼りました。
妻面
種車を幌アダプター付きのモ1802を使用しているためこんな感じになっています。
実車はついていないのでこだわる方はくり抜きましょう。
屋根
7254号車も同じく屋根材を剥がしてキーストンプレートがむき出しとなります。
1編成製作
上田電鉄に1000系の投入に伴い置き換き換えられた7200系のうち2両は製造元の東急車輛製造に里帰りしました。
東急車輛製造の入換車は東急で活躍した電車があり、事業用に改造されたデヤ3001やデワ3042などの旧3000系列、こどもの国線の7052Fがありました。
先代の7052Fと入れ替わり、JR東日本傘下になった今でも新型、改造車両の搬入に使用されています。
上田時代の帯や表記を残し、デハ7200‐クハ7500ではなく、背合わせにしてデハ7200‐デハ7200という現役時代にもなかった組み合わせで使用されているのもまたポイントが高いですね。
先代の7052Fのデハ7052は東急車輌産業遺産として構内に保存されています。