今回は横浜市営交通開局100周年企画第3弾として製品化された、横浜市電1156号車(青帯)です。
パッケージ
箱の右下が青色からクリーム色になりました。
商品情報
・2021年11月発売
・1箱2750円
・ステッカー付き
・同時に1151号車(ツートンカラー)も発売
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-TR01(路面電車用・台車間可変式)※台車固定位置:中・スペーサーL使用
レビュー
〇1156号車
1156号車
車体は1500形をベースに一部変更され、搭載機器類は廃車発生品を採用することでコストを抑えて製造された1150形。
経済的余裕ができたときに車両の制御装置を1500形同様の間接制御方式に変更できる設計となっていましたが、廃車までその時は訪れませんでした…が、1500形はワンマン化改造の際にこの1150形と同じ直接制御方式に改造されるという事態が発生しました。
塗装は増加する自動車との接触事故が頻発したため、視認性向上のためクリーム地に青帯の現在の横浜市営バスに通ずるカラーとなります。
正面
車番(1156)、表記(乗降客優先)、行き先表示(横浜駅)は印刷済み。
マーカーランプは塗装で、ヘッドライトはクリアレンズになります。窓桟とワイパーは塗装済み。
向かって右側に昇降用ステップ、運転台窓下には方向指示器がモールド表現されています。
排障器はグレーで塗装され、成型の都合か太め。
行先方向幕と系統版は付属のステッカーで選択することもできます。
側面
標記は車番が印刷され、車番上にサボ受けがあります。ここに付属するステッカーから側面用表示板を貼り付けます。
動力ユニットは台車間距離を変更できる物を取り付けるようになっているため、箱には普段目にしない台車固定位置・中の注意書きもされていますね。
ピューゲル
ピューゲルはダミーではなく可動式。進行方向に合わせて動かすことができ、モールドも細かいので見た目、機構共にとてもいい感じ。
正面(非ピューゲル側)
非ピューゲル側の正面です。
屋根
両端に通風器、可動式のピューゲルが1基取り付けられています。配管、車端にステップがそれぞれモールドで表現されています。
屋根はグレー一色で塗装されています。
1両導入
1150形は1156号車が久良岐公園にクリーム+青帯のツートンカラーの物が保存されています。
クリーム色+薄いチョコレート色のツートンカラーも一時期採用されていたそうで、その塗装になった1500形が横浜市電保存館に保存されています。
市電保存館には何度か行ったことがあるので、今度は久良岐公園に行ってみたいと思います。