今回は上田交通時代の7200系です。
パッケージ
2013年にまるまどりーむ号(7255F)が発売されてから8年。ついにBセットで上田交通時代の緑帯(7253F)とCセットで上田電鉄時代の紺+白帯(7252F)が発売されました。
今回は上田交通時代の緑帯です。
商品情報
・2021年4→5月発売
・デハ7253+クハ7553の2両セット
・1箱3520円
・動力化台車枠、列車無線アンテナ付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-06R(18m級A)
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16
レビュー
〇上田寄り先頭車 デハ7253
デハ7253
上田より先頭車のデハ7253です。
18m級3扉車のオールステンレスカーで東急7000系シリーズのうちの一つで、地上線用として製造された車両です。
ダイヤモンドカットと呼ばれる横から見たらくの字に見える前面形状が特徴的な車両です。
平成5年に東急から上田交通に2両編成5本の10両が譲渡され、同線で活躍していた5000・5200系を置き換えました。
また東急時代に冷房化が行われていたこともあり、この譲渡で非冷房車をすべて置き換えたため長野県の私鉄の中でいち早く冷房化率100%を達成しました。
正面
行き先方向幕(上田・別所温泉)、車番(7253)、ワイパー、窓のHゴムも印刷済み。車番表記はちょっと細めな気がしますね。
ヘッドライト、テールライトはクリアレンズとなります。
淡い水色、細い白帯、ウグイス色の帯がきれいに塗装されています。
鉄コレ製品はライトユニットと貫通扉パーツが一体成型で、ボディから外すことができる構造なので、改造や塗装の時はとても楽ですね。
側面
側面は車番、社紋が印刷され、窓上と窓下に帯が塗装されています。
床下機器は主制御器やCPが取り付けられています。
表記類
銀色の発色がとてもいいですね。
社紋の縁の黒がちょっと目立ちすぎかもしれませんね。帯塗装はばっちり。
妻面
妻面は拡幅貫通路でドアコック、貫通幌枠内に入るパンタ配管、銘版類、手すりがモールドで表現されています。
室内パーツはえんじ色で塗装されています。ヒューズ箱が傾いてる。
屋根
全長にわたってランボードがあり、クーラーとともに取り外すことができます。
クーラーは4基取り付けられています。SRアンテナはユーザー取り付けパーツ。
上:無線アンテナ 下:パンタ周り
東急時代に取り付けられた無線アンテナですが上田譲渡時に撤去され、土台だけ残る形となっています。1.0㎜の穴を開けて取り付け、アンテナ部分だけカットするようにパッケージにも書いてあります。
〇別所温泉寄り先頭車 クハ7553
クハ7553
別所温泉寄りのクハ7553です。
東急時代はMT比1:1を基本で登場し、後にM車が多めに組まれるようになりましたが譲渡時は登場当初の比率の2両編成に戻されました。
正面
正面です。
側面
側面表記類は同じ。床下機器はMGパーツが取り付けられています。
当初はPⅢ台車でしたが後に台車更新で7700系余剰車から外されたTS台車と交換されました。
妻面
妻面です。手すり、銘版、ドアコックがモールドで上限されています。
屋根
屋根です。SRアンテナはデハ7253と同じ様に土台のみ取り付けとなります。
1編成導入
8年の時を越えてBセット・Cセットとして登場しました。
私が行ったときはこのカラーリングはもうなく、まるまどりーむ号や紺+クリーム帯、無塗装のみとなっていたので見ることはできませんでした。
東急時代に新製された1000系によって置き換えられましたが、上田電鉄でも再び1000系によって置き換えられることとなり、一部は豊橋鉄道、J-TREC横浜製作所、幼稚園に譲渡されました。
色も良いし、出来もいいので買っておいて損はないかなと思います。
改造用にもう少し買っておきましょうかね?