今回は琴電長尾線で活躍する600形です。

 

商品情報

・2011年2月発売

・全10種+シークレット1種

・1箱700円+税

・動力化台車枠、展示用レール付属

〇第12弾ラインナップ
①銚子電鉄 デハ701
②近江鉄道 モハ51
③上田交通 モハ4257
④叡山電鉄 デオ603
⑤一畑電車 デハ3
⑥一畑電車 デハニ52
⑦銚子電鉄 デハ801
⑧伊予鉄道 モハ106
⑨高松琴平電気鉄道 601
⑩高松琴平電気鉄道 602
・シークレット
この弾は高松琴平電気鉄道(ことでん)以外は単行運転可能な電車で構成されたものになります。

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-04(15m級A)※①~③に適合

         TM-10(16m級A)※④~⑩に適合

・走行パーツ  TT-03またはTT-04

・パンタグラフ TOMIX  0224 PS13※①、②、⑤、⑦、⑧に適合

          TOMIX 0230 PS16P※⑥に適合

          TOMIX 0238 PG16※④、⑨に適合

③の上田交通は適合するパンタが無し。⑩のことでん602は非パンタ車なので無し。

動力ユニットと走行パーツの表記は旧製品の物で、現行商品は末尾にRが付きます。

レビュー

〇長尾寄り先頭車 601

601

長尾寄り先頭車の601です。パンタグラフを搭載する制御電動車です。

元は名古屋市営地下鉄東山線で活躍していた250形を種車として京王重機で改造、譲渡された車両になります。

600形も種車の種類が豊富で、250形や700形、名城線の1600~1900形から改造されたものがあり、全車が中間車からの改造車となります。

250形は名古屋市営地下鉄時代に切妻・オフセットドアのこの姿に改造されて活躍しており、1600形~の車両は譲渡時にこの姿に合わせて改造が行われました。

 

正面

切妻型の正面で車番、方向幕(長尾)、ことでんロゴ、ワイパーが印刷済み

窓のHゴム、ライトユニットは塗装済み。2011年の製品ですが塗装はばっちり。行先方向幕が貫通扉に合わせてオフセットしているところも地下鉄らしいデザインで私は大好きです。

色合いは会社の民事再生後の新塗装となっていて、長尾線は緑、志度線は赤、琴平線は黄色となっています。

 

側面

ことでんロゴと車番と乗務員扉横に銘版が印刷済み。窓サッシ、くつずり、Hゴムが塗装済みです。

床下機器は主抵抗器や制御器類になります。元は第三軌条路線でしたが、ことでん入線時に機器撤去、パンタグラフ追加と冷房化工事が行われています。

ここ最近では銀座線で活躍していた01系が熊本電鉄に譲渡された際にこのようにパンタグラフ取り付け工事が行われましたね。

 

妻面

妻面は妻窓のHゴムに塗装が施されています。おそらく実車ではパンタ配管が来ていると思われますが…

製品ではオミットされているのでしょうか?

 

屋根

ことでん入線時にパンタが設置され、また合わせて冷房化が行われました。

送風機を取り付けるために車体全長にわたりモニターが取り付けられたので中央部が一段高くなっています。

クーラーは車両両端が大型のCU193(小田急3100形廃車発生品)と中央に小型のRPU‐2203(京王電鉄廃車発生品)が取り付けられました。

後期改造車はまた異なるようです。製品でもそれが再現されています。

 

〇瓦町寄り先頭車 602

602

偶数車の602です。ボディの仕様は車番以外変わらず。長尾線の完全冷房化を達成するために京急から大型車(18m級)の導入が決定し、大型車に合わせてホームの改良工事が行われました。

そのため、長尾線所属の600形はホームとの隙間が大きくなってしまったのでドア下にステップを取り付ける工事が行われました。

 

正面

こちらも車番のみ変更されています。

 

側面

偶数車はMG・CPの補助機器類を搭載しています。実車はMGではなくSIVに換装されています。

 

妻面

室内パーツは薄い緑色の塗装となっています。

 

屋根

奇数車からパンタを引いた形になります。

 

1編成導入

ことでん600形は結構好きなデザインの車両です。

編成ごとに企業広告ラッピングが施された車両もあるようです。

また一部車両は増結用にパンタ搭載・SIV追加・主制御器撤去した車両もあります。

今後、志度線も購入してみましょうかね?