今回は国鉄時代に作られた軌道検測車のマヤ34形です。

 

パッケージ

国鉄線内以外に私鉄にも貸し出されて検測作業に使われていた車両で、かつて東急でも使用されていたという事もあったので購入しました。

ファクトリートレインというメーカーから発売されていた車両で、当時の定価は1万円。

現在はマイクロエースから発売されていますが、東急で使われていたクーラー増設使用の2004号車はプレ値がついていてなかなか手が出ず、ヤフオクで安く流れていたこのキットを購入する運びとなりました。

 

車体部品

屋根、箱状ボディ、ガラスパーツ、観測用小窓パーツがそれぞれ塗装済みとなっています。

ベンチレーターは12個、クーラーは3基それぞれ未塗装品が付属。

説明書は付属していませんでしたが、そのままぱちぱち組み立てることができます。

 

床下パーツ

上から床板廉ねじ座パーツ、ウエイト、シャーシ(床下機器一体成型)、台車です。

台車はねじ止め台車となっていて、両端の台車はアーノルドカプラーを取り付けることができます。

他、アーノルドカプラーとばね、車輪が付属しています。

 

組立

車体はサクサク組むことができ、10分少々で組み立てられました。

半艶の青に黄色の帯が奇麗に塗装されていました。落ち着いた色合いでいいですね。

 

連結面

ガラスパーツにHゴムのモールドが入り、ねずみ色で塗装済みとなっています。

テールライトもガラスパーツ一体成型となっていて、クリアレッドで塗装されています。

ジャンパ栓受、ステップがモールドで表現されています。

 

側面

特徴的な3台車はちょっとモールドが甘め。

観測用の飛び出た小窓、側面のルーバー、点検蓋がよくできていてとてもカッコいいです。

窓サッシやHゴム、ダクト周りの塗装はきれいに仕上がっていて、高速軌道試験車と車番は印刷済み。

車番はマヤ34 2005と小さく印刷されています。

小窓の上部も黄色の帯が入るとよりいい感じになると思います。

両端の台車のカプラーポケットがとても長めで、真ん中の台車は回転止めがないのでクルクル回るので注意。

 

連結面

こちら側は窓が1個ないタイプとなります。ステップや銘版類がモールドで表現されています。

車端表記はつかないのでサードパーティーのインレタを使うとよさそうです。

 

屋根

屋根は半ガラとAU12Sを取り付け。それぞれ穴があらかじめあけてあるので差し込むだけとなります。

私が作りたい時代の車両はクーラー増設後なので今度付けていこうと思います。

 

完成

ついに入手することができました。

今後カプラー交換、クーラー増設、車番変更を行って鉄コレの東急3450形連結できるようにしていきたいと思います。

台車が成型上の問題で少しハの字になっていたり、車輪の転がりもちょっと良くないのでそこら辺を改善していかなければなりませんね。

また、床板廉ねじ座の部品が肉厚なので組み合わせると少し車高が高くなってしまうので、そこも併せて直していく必要がありそうです…