今回は養老鉄道に譲渡された7700系緑歌舞伎塗装(TQ12編成)です。
パッケージ
東急電鉄に1962年に7000系として製造され、1987年からVVVF化されて7700系となり2018年に引退。登場から車体が50年以上活躍してきた7700系ですが、養老鉄道に譲渡されて2019年より運転を開始しました。
3両編成と2両編成が導入され、今回はその中から緑歌舞伎塗装のTQ12編成です。
商品情報
メーカー推奨パーツ
レビュー
〇桑名・揖斐寄り先頭車 ク7912
ク7912
桑名・揖斐寄り先頭車のク7912です。東急時代も同じ車番でした。
塗装は東急時代の歌舞伎をベースに、帯が赤帯から黄緑+緑帯に変更されたため、見た目が鮮やかになりました。
横浜線にそっくりですね。
正面
東急時代の塗装パターンを踏襲しており、色が黄緑と緑色に変更されています。
貫通扉にはステップが追加され、こちらはグレーで塗装されています。元が更新車のため、下部にアンチクライマーが追加されました。これは嬉しい。
車番(7912)と行き先表示(大垣)が印刷され、ワイパー、ヘッドライト、ライトリムは銀で塗装され、ライトユニット枠、標識灯枠はライトグレーで塗装されています。
ライトパーツ類はクリアーパーツとなり、譲渡されてから設置されたスカートパーツも付属しています。
側面
車番、車外スピーカー、社紋かくしは印刷済みとなります。
側面にも帯が回っています。行き先表示器は東急時代に施工された更新工事の時に設置されたので、こちらも印刷で表現されています。
床下機器はCP、SIVが取り付けられています。
表記類
表記類はきれいに印刷されていますが、車外スピーカーの位置が低めになってしまっていますね…改造用にもう1本買ったのと見比べると、個体差のようです。
改造用の方はスピーカー位置がOKですが、帯が欠け気味だったのでこちらの方がまだいいかな?
妻面
妻面はドアコック、銘版、ステップがモールド表現されています。車内のシートパーツは黄緑色で塗装されています。
屋根
ランボードと手すりが一体成型されており、クーラー、無線アンテナは別パーツとなっています。
クーラーのモールドは甘めですね。
トレジャータウンから販売されているので、気になる方は交換するといいと思います。
無線アンテナ
ク7912とモ7712にはユーザー取り付けパーツで無線アンテナを取り付けます。
屋根裏にガイド穴がありますが、穴を開ける際にはねじ止めの屋根パーツを外す必要があります。1㎜のドリルを使用し、緩い場合は接着剤を使いましょう。
〇モ7812
モ7812
中間車のモ7812です。東急時代も同じ車番でした。
養老鉄道入線時にパンタグラフが菱形からシングルアームに載せ替えられました。
7700系にシングルアームパンタグラフが搭載されたのは7915F以来ですね。
妻面(パンタ側・桑名・揖斐寄り)
パンタは桑名・揖斐寄りに設置されています。パンタ配管、手すり、ドアコック、銘版がモールドで表現されています。
側面
先頭車同様に表記類が印刷され、帯も塗装で表現されています。
床下機器はVVVFインバーター、蓄電池類が搭載されています。
妻面(大垣寄り)
大垣寄りは手すりとドアコックがモールド表現となっています。
屋根
屋根はランボードと避雷器が一体成型、クーラー、ヒューズが別パーツとなっています。
パンタ部
配管はモールド済みで前に発売された東急7700系と同じです。
ヒューズ箱は白色に塗ってあげると見た目がよくなりますかね?
〇大垣寄り先頭車 モ7712
モ7712
大垣寄り先頭車のモ7712です。こちらも車番は東急時代と同じ。
こちらはパンタ搭載車となります。
正面
基本的な部分はク7912と同じ。
側面
側面表記はク7912と同じパターンとなります。
床下機器はモ7812と同じ部品が取り付けられています。
妻面
パンタ配管、手すり、ドアコック、銘版がモールドで表現されています。東急限定で発売された時の7700系は先頭車がパンタ配管なし、中間車がパンタ配管ありだったので今回のために新規金型で作られたのでしょうか?
屋根
屋根はモ7812と同じものが使われています。無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。
1編成導入
赤帯、赤歌舞伎、緑帯、緑歌舞伎の4パターンが登場しましたが、鉄コレではまず赤帯と緑歌舞伎の2種が製品化されました。緑歌舞伎もまた似合っていますね。
今後の展開で残りの2種と…東急7700系歌舞伎塗装で製品化されるとうれしいのですが…どうでしょうか?
養老鉄道仕様から東急仕様に改造する人が多いためか、通常の量販店ではすでに売り切れているようです。
TQ03編成は改造用にもう1本買ってもよかったですね~。
落ち着いたら乗りに行きたいと思います。