今回は国鉄時代に製造された新性能電車101系の譲渡車、秩父鉄道1000系の旧塗装冷改車です。

パッケージ

秩父鉄道ではJR東日本から譲渡された101系が主力車両として走っていた時代があり、リバイバルカラーとして国鉄時代の各色に塗装されたり、秩父鉄道時代の旧塗装に塗り替えられた編成がありました。

今回は1007編成の旧塗装です。

 

商品情報

・2013年5月発売
・1箱3600円+税
・展示用レール、ユーザー取り付けパーツの列車無線アンテナ、動力化台車枠が付属
・ステッカーつき
・デハ1007-デハ1107-クハ1207の3両セット

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-08R(20m級A)
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0230 PS16P

レビュー

〇三峰口寄り先頭車 デハ1007

デハ1007

三峰口寄り先頭車のデハ1007です。JR時代はクモハ100-130として引退時は中原電車区に配置されていました。

冷房化を行った際に2パンタ化され、晩年は塗装が秩父鉄道入線時代の黄色+茶帯となりました。

 

正面

前照灯、尾灯はクリアーパーツとなり、窓、行先方向幕などのHゴムはグレーに塗装されています。

種別幕のワンマン表記、行先方向幕の羽生、窓上の車両番号1007、帯部には四角い黄色地の秩父鉄道ロゴが印刷済みとなります。

手すり類はモールド表現となっています。

 

側面

窓サッシ、くつずりは銀色で塗装され、窓のHゴムはグレーで塗装。車番と社紋は印刷済みとなっています。

床下機器はCPなどが搭載されています。

 

表記類

戸袋窓上に車番、車体中央窓下に社紋、ドアコック蓋には赤い▽マークが印刷されています。

ドア窓は黒Hゴムになっているんですね。

 

妻面

妻面には配管、手すり、ジャンパ栓受がモールド表現されています。配管は結構ぎっちりですね。

窓サッシは銀、Hゴムはグレー、貫通扉は淡緑色で塗装。妻窓下の白地で青文字の表記は車種や重量表記などが印刷されています。

 

屋根

屋根は2パンタ化が施され、運転台上にパンタグラフが増設されています。

配管、信号炎管、避雷器はモールド、クーラー、ベンチレーターは別パーツでライトグレーで塗装となっています。

 

列車無線アンテナ

逆L字型の列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなっています。編成によってI字アンテナの物もありますね。

 

〇デハ1107

デハ1107

中間車デハ1107です。JR時代はモハ101-112として引退時は中原電車区に配置されていました。

中間車のデハ1100形は冷房化改造が施されず、秩父鉄道引退時まで非冷房車両でした。

旧塗装に戻されていますが、ぱっと見は以前製品化された非冷房時代の旧塗装と変わりませんね。

 

妻面

三峰口寄りには表記が印刷済み。塗装類は先頭車の妻面と同じ。

 

 

側面

塗装類は先頭車と同じで、車番の位置が車体中央の窓上になっています。車端部にも表記が行われています。

床下機器は主制御器が搭載されています。

 

妻面

羽生寄り妻面は手すりがなく、ジャンパ栓がモールド表現されています。

 

屋根

屋根は非冷房のためベンチレーターのみ装備。ベンチレーターは別パーツになっています。

 

〇クハ1207

クハ1207

羽生寄り先頭車クハ1207です。JR時代クハ101-66として引退時は習志野電車区に配置されていました。

こちらも秩父鉄道入線後に冷房化が行われました。

 

正面

基本的な仕様はデハ1007と同じですが、クハ1207はそれに加えジャンパ栓受モールドが追加されています。

 

 

側面

側面です。車番が変更された以外はデハ1007と同じ仕様。

床下機器は抵抗器などが取り付けられています。

 

妻面

妻面はデハ1107の三峰口寄りと同じ仕様です。

 

屋根

屋根はベンチレーターの間に3基の分散型クーラーが設置されています。製品によってクーラーが曲がっている時があるのでまっすぐにしてあげましょう。

列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツです。

 

1編成導入

実車は東急8500系や8090系を改造した7000系、7500系、7800系に置き換えられて引退してしまいました。

秩父鉄道リバイバルカラーとして黄色+茶帯に戻されました。小田急から譲渡された800系にも同じカラーリングを採用しており、とても明るい色合いとなります。

800系のこのカラーは製品化されることなく今日に至ります。小豆+クリームの100系カラーは製品化されたんですけど、今後製品化されることは…ないと思われます。

300系も集めてあげたいですね。